半田ごての、こて先の温度を測ってみました。
こて先の温度って、鉛フリーも鉛入りのハンダも 360℃ を超えてしまうと、
まともにハンダ付けができなくなるそうです。
これからはできるだけ鉛フリーも使っていこうかと考えているので、
ちょっとこの辺で「こて先温度」のこと・・・真面目に考えてみることにしました。
わたしのメインの半田ごて、HAKKO の FX-600 の「こて先温度」は?
この半田ごての温度は 200~500℃ まで調整ができますが、
わたしは 320℃ の位置で使ってます。
ちなみに、これまで一度も CAL ツマミを使って補正したことはありません。
こて先の温度測定はデジタルマルチメーター(OWON B35)で、
そして結果のデータは Bluetooth でタブレットに送ってグラフで観測することにしました。
K 熱電対にこて先を上手く当てることができず・・・結果のグラフも安定しません。。。
余計なもので固定すると熱が逃げちゃうし、こて先とセンサーってどうやって固定するのでしょうか?
ハンダを流しながら測定を続けるってどうすればいいのでしょうか?
何度か測ってみたのですが・・・チョットだけ温度が低くなっているようなので。。。
経年変化でしょうかね。
マガイモノのこて先温度計(OWON B35 と同じような値です)を持ち出して・・・
ぴったり 320℃ になるように CAL で調整してやりました。
(こて本体のセンサー取り付け位置やこて先の種類でも、ダイヤル目盛りの温度と実際のこて先の温度に違いが生じると思います。)
それと、この FX-600 ですが、
20分くらいそのままにしてましたが、ずっと一定の温度で安定してました。
ということで、長時間の運用にも十分耐えそうです。
やはり HAKKO は素晴らしい!
あと、温度調整ダイヤルを変化させても温度はそれに追従して一定を保ってました。
それでは続いて、温度調整できない安価な半田ごての温度を測ってみます。
写真の一番左のやつを測りました。
25W のものです。
5分くらいで 380℃ まで上昇して、
その後、こて先を少しグリグリしてたら 400℃ 以上の高温を示していました。
なので、この手の半田ごてを使用する時は、
こて先温度計とトライアックを使って温度を適切に管理、保つ必要がありそうです。
ということで、まぁ最初から温度調整機能付きの半田ごてを買った方がいいと思います。
それと少し値は張るけど温度管理が簡単にできるステーションタイプも魅力的だね。
それにしても・・・
こて先の温度を測るって難しい。。。今回の測定は失敗です。。。
ホントは、
「こて先の温度が電源投入時の立ち上がりからどう変化するか」ってことを、
温度調整ができるやつと、そうじゃないやつを、グラフを使って美しくアップしたかった。。。
勉強不足と準備不足でした。。。
また、いつの日かリベンジしてみます。