今回の東京帰省の一番の目的である、
遠隔操作用のインターフェースの取り付けと試験ですが、
とりあえず、やってみました。
電源ケーブルを取り付けている時に気付いたのですが、
電源入力を切り替えるための SW をひとつ取り付けるのを忘れていました。
このままでは FT-857 の電源は、パソコンを立ち上げないと入らないので、東京にいる時に何かと不便です。今回忘れた SW は次回にでも取り付けたいと思います。
まぁ、今回の遠隔試験に影響は無いので、試験はこのまま続行です。
無線機の KEY ジャックとインターフェースの接続
遠隔地からの制御ということもあり、回線的にも遅延があるため、エレキー機能は使えないので、2台の無線機のキーヤーモードは「OFF」に設定します。
- FT-950 の KEYジャックと TX1(写真、右側ジャック)を接続します
- FT-857 の KEYジャックと TX2(写真、左側ジャック)を接続します
遠隔で電鍵を操作するためのソフトウェア
サーバとクライアントの2つのソフトウェアを1台のパソコンで同時に動かして試験を行いました。
無線機の CW 制御は今回取り付けたインターフェース、中身は Arduino の GPIO を制御して行います。
(Arduino とサーバ間はシリアルで通信します。)
クライアントの「TEST」ボタン押下で、無線機から CW のモニタ音が聞こえれば、サーバ側の動作は OK です。
クライアントの「TX Select」で送信機を選択し「TEST」ボタンを押下すると、それぞれの無線機から期待通りに CW のモニタ音が流れました。
新潟でも同じように動作してくれるか分かりませんが、
後の楽しみうと言うことで。。。東京での試験はこれで終了です。
遠隔操作による FM 音声通信
ついでに、430メガの FM での音声通信の試験です。
遠隔操作で音声通信をやるためには、
- 右上:VoiceChatterServer(音声伝送用のソフトウェア、サーバ)
- 右下:VoiceChatter(音声伝送用のソフトウェア、クライアント)
- 左上:FT-857 の電源制御用ソフトウェア(自作)
- 左下:PTT 制御付き、FT-857 の CAT ソフト(自作)
これだけのソフトウェアを立ち上げる必要があります。
遠隔操作でソフトを1本ずつ立ち上げるのは面倒なので、BAT で一括処理した方がよさそうです。
遠隔操作側で使用するこの古いノート PC にも VoiceChatter をインストールします。
そして小型のマイクを取り付けてサーバに接続します。
遠隔操作は VPN を使うことが前提なので、負荷が軽い VoiceChatter を使って音声を伝送することにしました。
一般的にはこの種の音声伝送には Skype を使うことが多いのですが、Skype の場合は海外サーバを経由したり、何かと怪しいことをやってそうなので、自前でサーバが構築できて少しだけ安心な VoiceChatter を使うことにしました。
そして、今日の夕方に、
実際にこれらの環境を使って430メガで交信してみましたが、
送信時に多少のもたつきはありましたが、特に大きな問題も発生することなく、
最後まで交信することができました。
あとは、新潟でどうなるか。。。