JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

スポンサーリンク

遠隔操作で電鍵を叩きたい ~その6~

クライアント側です。 

クライアント側の構成

電鍵からのキー入力は Arduino を使ってパソコンへ渡します。

f:id:JH1LHV:20150719114029j:plain

f:id:JH1LHV:20150719122037j:plain

遠隔操作では必ず遅延が発生するので、電鍵操作のモニタ音はクライアント側で準備する必要があります。
今回は、Arduino で圧電スピーカを制御してトーンを発生させました。
 

クライアントで使用するソフトウェア

(Arduino 側)
スケッチは GPIO で受けた電鍵の ”1”、”0” 情報をシリアル通信でパソコンへ送るだけの簡単なものです。

(パソコン側)

  • COM Port
    Arduino と通信します。
    できるだけ高速なキーイングにも対応できるように、通信速度は最大に設定しています。
  • Client
    東京のサーバ側と通信します。
    ポートとサーバ側の IP アドレスを指定します。
    東京とは VPN で接続しているので、ルータのポートを開放することもないためセキュリティ的には安心です。
  • TX Select
    東京に設置している2台の無線機を切り替えられます。
    TX1 に FT-950、TX2 に FT-857 が接続されています。「TEST」ボタン押下で、電鍵のキーダウンと同じ動作を行います。
     

   f:id:JH1LHV:20150709223330j:plain
 

電鍵と Arduino の接続状況 

f:id:JH1LHV:20150709224620j:plain

クライアント側で使う Arduino は、cwdecoder で試作したものがそのまま使えるので、今回は新たに作らず手抜きしました。
 

www.jh1lhv.tokyo

新潟のクライアントから東京のサーバに接続

f:id:JH1LHV:20150719123550j:plain

クライアント PC のデスクトップのキャプチャです。
東京のサーバと新潟のクライアントは、今回試作したソフトで接続します。

FT-950 の CAT ソフトである PCC-98 が写っている方が東京側のサーバで、そしてこの東京側のサーバは VPN を使ってクライアントからリモートで起動しています。

クライアント側の電鍵操作で、東京の FT-950 からモニタ音が聞こえるか確認します。

モールスの "VVV" を送出。
クライアントから聞こえるモニタ音に若干の遅れはありましたが、東京の FT-950 のモニタ音が聞こえてきました。

まぁなんとかではありますが、新潟と東京間の遠隔による電鍵操作は上手くいったようです。 

ちなみに、新潟の回線は WiMAX から ADSL(実測10メガ)に変更しています。
先日まで使っていた WiMAX より、若干遅延は少なくなったように感じます。

それと、エレキー操作でどこまで速度が上げられるか、そのうち確認してみようかと思います。
 

ちょっとだけ試験電波 

新潟からホンの少しだけですが、試験電波(7メガ100W)を出してみました。。。
そしたら、東京のサーバ PC がフリーズ。

まぁ、これは予想していたことなんですが。
東京の環境はパソコンやインタフェースでごちゃごちゃしてるので、しっかり回り込みが発生したようです。
遠隔不能状態に陥ってしまいました。

あともう1日だけでも東京に滞在できれば、もうちょっとまともに試験ができたと思うのですが、時間不足で終了です。

さすがに新潟から頻繁には帰省することはできないし。
ちょっとしたハードの設定だけで済むことでも遠隔ではどうすることもできないし。
ホント、歯痒くて、イライラすることばかりです。HI

回り込みの対策や、細かな調整は次回までのお預けということで、新潟ではそれらの解決策でも考えておくことにします。

回り込み対策はパッチンコアでどうにかできると思いますが・・・さてどうなるか。

 

■ ■


という、アクシデントもあったんで。
パソコンがフリーズしても大きなケガをしないように「できる範囲」で対策しておきます。

まずは、無線機の連続送信の防止から。

これは、PCC-98 を使って簡単に遠隔操作で設定が可能です。
 

f:id:JH1LHV:20150717210423j:plain

この「menu」ボタンで設定を行います。
この後に表示される一覧リストから項目を選んで設定するだけです。
 

(PC がフリーズして無線機が連続送信しないように)

 FT-950の TOT を1分に設定しておきます。

f:id:JH1LHV:20150717205748j:plain

f:id:JH1LHV:20150717205811j:plain

デフォルトの設定が、”OFF” になってます。
この OFF は怖い。

なんらかのアクシデントが発生し送信状態になってしまった場合、無線機の電源がオフするまで、または、無線機が壊れるまで連続送信を続けてしまいます。
 

f:id:JH1LHV:20150717205823j:plain

今回は最小時間の1分に設定しました。
これで最悪な状態になっても、1分で受信状態に戻ります。

そして、送信パワーも 10W に落としておきました。

f:id:JH1LHV:20150717205838j:plain

f:id:JH1LHV:20150717205851j:plain

送信出力を 10W にすると PC がフリーズするような回り込みは発生しませんが、
このまま対策なしは、絶対にダメです!

最大パワーでも絶対に回り込まないように対策し、
そして、できるだけ小さなパワーで運用するよう心掛けるべきです。

 

■ ■


所有するもう一台、FT-857 も TOT を設定しておきます。
 

f:id:JH1LHV:20150717205728j:plain


新潟のクライアントで使用するマイクロフォンに合わせてマイクレベルを調整する必要がありますが、体が一つしかないので・・・どうやってやるか、思案中です。

f:id:JH1LHV:20150717205740j:plain


ということで。
この遠隔操作プロジェクトですが、もう少しだけ調整やらなんやらで時間が必要なようです。

それと、ワーストケースを考えて、さらにもうひと手間必要です。

  • パソコンのリセット
  • 無線機の電源 ON/OFF

安全面を考えて、遠隔からこれらのことができるようにしておく必要があります。

もう少し考えるか。。。 

 

SoftBank光