今日は 「ARDUINO CW KEYER」に PS/2 キーボードを接続してみました。
これでパソコンなしでキーボードによる CW オペレーションが可能になります。
- PS/2キーボードを使用するには、PS2Keyboard ライブラリファイルが必要になるため、ここから最新ファイルをダウンロードして Arduino のライブラリフォルダに配置します。
- 以下のコメントを解除します。
#define FEATURE_PS2_KEYBOARD PS2 - Arduino に PS/2 キーボードを接続します。
コネクタのピン配列を間違えないようにハンダ付けして下さい。
(PS/2側)(Arduino側)
Pin 1 A3(Data)
Pin 3 GND
Pin 4 +5V
Pin 5 D3(Clock) - PS/2 特殊キー割り当て
以下のとおり。
F1 ~ F12 – メモリ再生(メモリ1~12)
上矢印 – CW 速度を 1WPM 速くする
下矢印 – CW 速度を 1WPM 遅くする
Page Up – サイドトーン周波数を高くする
Page Down – サイドトーン周波数を低くする
右矢印 – 短点・長点比率を大きくする
左矢印 – 短点・長点比率を小さくする
Home – 短点・長点比率のリセット
Tab – 送信の一時停止
Delete – バッファ内の最後の文字を削除
Esc – 送信を停止しバッファをクリア
Scroll Lock – 次の2つの文字を結合する(DOでホレ)
Shift – Scroll Lock – PTT ラインのトグル
CTRL-A – Iambic A モード
CTRL-B – Iambic B モード
CTRL-D – Ultimatic モード
CTRL-E – シリアル番号セット
CTRL-G – Bug モード
CTRL-H – Hellschreiber モード (要 FEATURE_HELL)
CTRL-I – 送信 無効/有効
CTRL-M – Set Farnsworth Speed (要 FEATURE_FARNSWORTH)
CTRL-N – パドル反転
CTRL-O – サイドトーン On/Off
CTRL-T – チューン
CTRL-U – PTT マニュアル On/Off
CTRL-W – WPM 設定
CTRL-Z – Autospace On/Off
SHIFT-F1, F2, F3… – メモリ登録 1, 2, 3…
ALT-F1, F2, F3… – メモリ繰返し 1, 2, 3…
CTRL-F1, F2, F3… – 送信機の切り替え 1, 2, 3…
Arduino に PS/2 キーボードを接続して USB に接続するとパソコンの USB ポートが十分な電流を供給できず、キーボード操作が不安定になるので、必ず+5V の外部電源から供給するようにして下さい。(状況によりますが、キーボードが全く反応しないことがあるようです。)
さて、ここからは写真のアップです。
PS/2 用(紫)のコネクタを基板に取り付けた方が見栄えは良いのですが、普通の DIN6P コネクタ しか手持ちがありませんでした。
(次、秋葉に行った時にでも買ってきます。)
線でゴチャゴチャです。
プロトタイプだから仕方ありませんが。。。
ちなみに、Atmega 2560 ではありません。
中華版 Funduino です。
メモリを 32KB 以内にするため Winkey を使えないように設定して書き込みました。
上の各コマンドをキーボードから送って試験してみましたが、結果は良好です。
パソコンなしで、
キーボード操作だけで CW オペレーションができるなんて・・・
なかなか面白いことです。
今後は、
キーボードのカナ文字で和文が送信できるようにスケッチを改修してみるのも良いかもしれません。