JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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7メガキットのCRK-10A ~開封の儀と製作~

今日は、
  1年近く前に購入して放置したままとなっていた7メガ CW キットを開封して、
  流れのままに製作したので、
その記録をアップします。

キットの詳細については以下のウェブサイトでご確認下さい。

CRK-10A CWトランシーバ情報共有サイト


途中経過を写真で撮影しているだけですが、何かの参考にして頂ければ幸いです。

 

1. まずは「開封の儀」から

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封を開けるとパーツ類はこんな感じに入ってました。

 

 2. 部品の確認と分類

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抵抗などの細かな部品がひとつの袋にザックリ。
IC チップの足がかなり激しく曲がってました。
せめて IC だけは導電スポンジを使って欲しかった。
 

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部品に不足はないか添付の部品表でチェック。
種類ごとに分類し100均のケースを使って小分けします。
(1年もそのままにしていたので不足があってもどうにもなりませんが。。。)
 

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抵抗のカラーコードは色からの判別は難しいので、必ずテスターで確認することにしています。
 

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公式サイトにも書いてありますが、基板のパターンチェックと導通試験は必ず実施した方がいいです。

 

3. いよいよ組み立て

日本語で懇切丁寧に書かれた説明書は、ここでダウンロードできます。

説明書の PDF はカラーなので、基板部品面や回路図を印刷するならカラーが見やすいと思います。
単身赴任中の現環境下にはプリンターがないので、近くのコンビニでネットプリントしました。
(それにして A4 で 60円 は高いなぁ)

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パーツはひとつずつチェックしながら基板に実装していきます。
部品表が付いてない時でも、必ず「部品表」を作成してチェックしながら作業を進めることをお勧めします。

説明書も分かりやすくて、まるでプラモデルでも組み立てているように、サクサク作業は進みます。 

 

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製作途中で何度かテストする項目がでてきますが、省略せず必ずチェックします。
(確実に OK なことを確認してから次のステップへ進めます。)

下手に省略なんてすると、後になって障害箇所の特定で泣く事になりますよ。。。

SW1を押して CW で ”CQ” が聞こえることを確認します。
パドルを接続してエレキーの調子を確認するも FB で、サイドトーンもバッチリ聞こえます。

ここまで順調です。
続いて送信ブロックの製作です。
 

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ローパスフィルタの構成部品であるコイルは自分で巻かなければなりません。

やっと、製作してるって感じが味わえます。

トロイダルコアにエナメル線を必要回数巻きますが、最後の被覆のヤスリ掛けだけは特に念入りに行います。
(最後にハンダメッキで仕上げます。)

ハンダ付け後の導通チェックも忘れずにやっておきます。
(この工程で必要な ”紙やすり” もキットに付属しています。) 

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とりあえず、全てのパーツのハンダ付けは終了しました。

パワートランジスタの取り付けには幾つかの注意点があります。
必ず説明書の指示に従って下さい。

あと残すは、最後の調整だけです。

 

4. 最後の調整

最後の調整ですが、ダミーロードとパワー計として、マガイモノの GY561(周波数カウンタ及びパワーメータ)を使いました。

 

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パドルを接続し以下のコマンドを投入してバグモードで調整します。
電源は DC12V に設定しました。

この時に(受信時)流れる電流が 15mA。
これは説明書に書かれている既定値と同じです。

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送信周波数の微調整は C23 で行います。
わたしは、7.020MHz のクリスタルをオプションで注文したので、この周波数になるように調整しました。

受信時の微調整は C24 で行います。
この調整は実際の電波を受けながら調整する必要があるため、今は調整することができないので、今度帰省した時に調整します。

ビニル線アンテアで実際の電波を受信して C24 の調整にチャレンジしましたが、この時に聞こえた局がピッタリ7.020で送信してるともかぎらないので・・・やっぱり、この調整だけは後回しです。
 

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とりあえず送信周波数だけはドンピシャに調整しておきました。

さて、送信パワーですが、 

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このとおり、マガイモノの GY561 で 3.7W を表示しました。
このとき電源に付いている電流計を見たところ、規定値の 500mA +α の電流が流れていることを確認しました。

面白いことに、この GY561 は 7.020 のちょうど3倍の周波数を表示しています。
困ったもんです。
まぁ、ダミーロードとして使えてはいますが。。。

 

5. ケースに収納

基板がピッタリ収まるケース一式も最初からキットに含まれています。
リアとフロントパネルの穴空けも済んいて、綺麗に文字のレタリングも施されています。
あとは基板をケースのスリッドに滑らせてパネルをネジで止めるだけです。
ホント、このキットは今時のプラモデルより簡単かもしれません。
 

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大きさは、 

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こんなに小さい。 

ベランダに張ったビニル線アンテナでも、今日の「XPO 記念コンテスト」がしっかり受信できました。
受信感度もなかなかなものです。

ダイレクトコンバージョンなので反対側の信号も聞こえますが、逆サイドの信号が確認できるように SW が付いているところも嬉しいですね。

フロントエンドに2素子のクリスタルを使ってフィルタを構成してますが、XPO 記念コンテストを聞いた限りでは・・・選択度は、ん~、こんなもんでしょうね。

でも、この選択度の不足分は人間の耳で何とかなるので、やはり CW は最高です。

最後に CRK-10A ですが、
キットの価格も安く、完成度も非常に高いことが分かりました。

 

6. 番外編

ダミーロードで送信した電波がどんな感じで受信できるか、RTL-SDR で受信してみました。
 

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CRK-10A で送信したトンツーが、SDR では少し遅れて聞こえてきます。
パソコンの処理能力が上がればこの遅延の差も小さくなるのでしょうが、まぁこのままでも実用上は問題ありません。

ということで、
楽しい3連休を過ごすことができました。

あと、7メガ CW キットとして、大陸モノと国産モノをそれぞれストックしているので、ゆっくり製作することにします。 

 

www.jh1lhv.tokyo