前に作成した M5StickC Plus の CW デコーダーは、画面の解像度が上がったり、マイコンが変わったりして、そのままでは動かなくなってしまいました。そこで、今回は新しい M5StickC Plus2 を使って、一から作り直しを行っています。そして今は、最後の調整をしているところです。
機能的には前のバージョンと大きく変わることはありませんが、今回は本体の B ボタンを使って、デコードする際の周波数を 500Hz から 900Hz まで 100Hz 刻みで選べるように改良しました。
和文受信中のカッコ内は自動的に欧文に切り替わり表示します。
試験では、このブログで紹介している欧文の「コールサイン受信練習」と、和文の「子ども向けニュース」をモールス音源として使い、30wpm の速さで試験を行いました。短点と長点の長さが 1:3 のエレキー符号なら、ほとんどの場合 100% デコードできることを確認しました。
（欧文）30wpm「コールサイン受信練習」
（和文）30wpm「子ども向けニュース」
バイナリファイルの公開予定について
もう少し動作の確認をしてから、前のバージョンと同じように、MSStickC Plus2 に直接バイナリを書き込めるバッチファイル（一連の操作を自動で行うためのファイル）を準備して公開する予定です。
MSStickC Plus2 は発売当初の昨年12月は品薄状態でしたが、1 月末には国内での入手がしやすくなりました。この機会にぜひ手に入れて、アマチュア無線のマイコン遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
