参考になるかどうかわかりませんが、送信練習に関する話をひとつ。
心機一転、モールスを覚え始めて一週間。
そろそろ送信練習でも開始しようかと思っている、そんな人へのアドバイスです。
いきなり電鍵は触らない
大枚をはたいて購入した真新しい電鍵。
すぐにでも触りたい気持ちは分かりますが、そこはグッと堪えて我慢して下さい。
まず最初にやるべきこと。
それは、これから紹介する「つまらない」練習です。
パソコンや練習教材(CD等) から聞こえてくるモールスに合わせて、「トンツー・・・」 と声に出して唱える
パソコンや CD 等に収録されている正確な1:3のモールス音に合わせて、
「トツーツーツー・・・」と声を出して唱えるのです。
お手本として聞こえるモールスに、
自分の唱える声がピッタリと一致するまで練習するのです。
最初は遅い速度で構いません。
大切な事はただ一つ。
モールスを1:3の正確な符号として身体が覚えるまで、実際に声に出して唱えることです。
要するに、仏教の写経やカラオケで歌を練習するのと同じです。
上の基本ができたら聴くことは止めにして、今度は文字を目で追いながら 「トンツー」と声に出して唱える
自分の唱える声とモールスがピッタリ合ってきて自信が付いたら、
今度は送信しようとする文字だけを目で追いながら、
基本練習と同じように「トンツー」と声に出して唱えます。
これも最初は遅い速度で構いません。
納得できたら徐々に速度を上げていきます。
できれば、自分が唱えるモールスを他の第三者に聞いてもらいながら、
1:3の整ったモールスになるように矯正していく。
これが無理なら、自分の声をレコーダーで録音して自分自身で矯正する。
少し手間はかかりますが、これも綺麗なモールスを送信するためです。
手を抜かずにこの基本だけはクリアして下さい。
今日の話題は、
電鍵を触る前に、この基本練習だけは確実に行いましょう。
という、少しばかりおせっかいなお話しでした。
その他、雑感
わたしが提唱している(?)
この「モールス唱え練習」を確実にクリアできれば、
1:3の美しい符号で、しかもリズミカルに送信できるようになるはずです。
これで、
あのモールス界の嫌われ符号の代名詞である、
「納豆符号」や「短点離れ符号」 は絶滅するんじゃないでしょうか。
モールス界に幸せが訪れる、そんな予感がしてきます。
・・・でも、
そもそも、音楽的に音痴な人には難しいのかな・・・?
「納豆符号」や「短点離れ符号」を送信する人にモールスを唱えてもらったら、
やっぱり嫌われ符号になってしまうのでしょうかね。。。分かりませんが。。。
今度、何かの機会を捉えて、そんなハム局に声に出して唱えてもらおうかな。。。
わたしが思うに、モールスを声に出して美しく唱えられる人って、やっぱり送信するモールスも美しいんじゃないかなぁ~って思っています。
如何でしょうか?
モールスの送受信は「通信術」と呼ばれる、わざや技能です。
そしてこの技能を高めるためには、基礎的な訓練と、応用的な訓練が必要です。
実際に電鍵を操作する応用的な訓練は楽しいもので、
今回紹介したような基礎的な訓練を楽しいと思える人は少ないと思います。
むしろ、多くの人が「つまらない」と感じるでしょう。
基礎的な訓練をやらずに上手になるわけがありません。
この先に待ち構えている数々の試練を乗り越えるためには、
この「つまらない」訓練は絶対に必要で、
ましてや、この「つまらない」訓練を繰り返すこと以外に「通信 ”術” 」を極められる道があるとは思えません。
これから ”和文” を始めようとしている方へ、一言。
残念ですが、この先の多くの時間が、この「つまらない」基礎的な訓練に費やされると思います。
この「つまらない」訓練が、「本当につまらなくなって」、
思うように上達することもなく、遂には和文の世界から姿を消してしまう。。。
そんなハムが多いのも、また事実です。
ところが何十人か、いや何百人にひとりはいるんですね。
こんな「つまらない」ことに、目を輝かせて挑戦してる人が・・・
そうです。
そんな貴方はもう立派な、和文マニアです!
和文を長期に渡って愛好している OM さんって、皆んなそうなんじゃないですかね。
こんな「つまらない練習」を・・・毎日コツコツやってるんじゃないでしょうかね。
たぶん。いや、きっとね。