昨日ですが、東京ビックサイトで開催中の Maker Faire Tokyo 2020 に行ってきました。
#MFTokyo2020 - Twitter Search
8か月ぶりのビックサイト。
まず、最初に驚いたのが、人が少ないこと。
同時開催のイベントもなくて・・・ホント、こんな閑散としているビックサイトは初めてでした。。。
恐るべし、コロナです。
チケットは前売りのみで、入場時間も決められていて。
入り口での体温チェックや携帯番号の登録など、会場へ入るまで20分以上掛かりました。
ソーシャルディスタンスをとりながら・・・
スタッフが掲げる QR コードから Web へ行って、メアドなどの個人情報を入力しながら、しばし待機。
こんな感じに、入場チェックして・・・Go!
展示は昨年の3分の1か・・・もっと少ないかも。。。
それでは、以下、撮影してきた写真の一部をアップします。
Twitter の "#MFTokyo2020" で検索した方が会場の雰囲気は伝わるので、そちらもご覧いただければと思います。
中味の詰まった編み物をするソリッド編み機。
メカニカル部品はミスミで作ったそうで、いろいろ教えていただきました。
前からミスミの meviy というオンデマンドな製造サービスは気になっていて、ひとつからでも大丈夫で、費用もそんなに高くないみたいなので、そのうちケースかなにか作ってみようかと思います。
というような、有益な情報が得られるのもイベントへ足を運ぶ大きな理由なんです。
海水を蒸留して、塩を作る。
実際に水は飲めたけど、塩の方は一斗缶の鉄の味がしたと、仰ってました。
3Dプリンターで作ったルアー。
一番下の写真のルアーたちの色付けは、プラモ製作で使うエアブラシで吹き付けたそうです。
わたし、今、プラモのエアブラシに興味あるんですよね。
自作フィラメント。
珈琲豆、越前ガニの甲羅、オレンジの皮を PLA 樹脂に混ぜてフィラメントを作ったそうで、今のところは、1:9より多く混ぜてしまうと上手くいかないそうです。
こういうフィラメントを作るキカイは、10万円くらいで売ってるそうです。(左側のヤツ)
筋肉の硬さを測定する、筋硬度計の自作。
マッサージ前と後の硬さをグラフで可視化できるので・・・マッサージ店で使ってもらえそう。
カプセルの中のネコにコマンドを送ると瞬きとか・・・目が動きました。
癒し系なアイテムです。
ピンポン玉を瞬時に画像認識して打ち返すという・・・ひとり卓球練習マシンです。
スコアボードの得点を AI で画像認識して、リアルタイムでウェブへ送ることができるそうです。
こういう2足歩行ロボット、数年前までは難しいことだったんだけど。
元気に動いてました。
将棋盤を認識して対戦局面をデータ化するもので、仲間とシェアしたり最善手を考えたりと・・・将棋を強くする、そんなアイテムとなるでしょう。
70s自作コンピュータの世界。
倉庫に保管していた自作パソコンを引っ張り出してきたそうです。
インテル 8080 の 8 ビットのコンピュータで、すべて手配線のオール自作ということ。
スゴイのひと言です。
菊水電子さんのブース。
昭和レトロな計測器を模したスピーカ。
ホンモノより小さいけど、往年の菊水の直流電源、ミリバル、オシロそのものです。
測定機を製作しているというプロ集団の中に、こんなにお茶目な企画をして実行に移せる、そんな技術者がおられるなんて、ホント、凄いことだと思います。
2×2×2 ルービックキューブロボット。
でたらめなキューブを、一瞬で揃えてました。
これは、人が入ってます。
からくりすと。
4mm の MDF を CNC で切り出したそうです。
これだけの歯車が生き物のようにちゃんと動力伝達して、すべてがオリジナルとのこと。
スゴイ!
■ ■ ■
今日、タダで貰ったもの。
Maker Faire Tokyo のガイドブック。
CQ 出版から刊行物のシールとボールペン。
セメダインさんから「3Dプリンター造形物の接着ガイド」という小冊子。
今年は企業出展も少なくて・・・お金を使うこともなかったです。
■ ■ ■
で、今年は全体の出店数も少なくて早めに見終わったので、その足でアキバも巡ってきました。
Maker Faire Tokyo ではまったく散財しなかったので、アキバでちょこっとお金を使ってきました。
10,000mAh のモバイルバッテリーが 1000円 だったので、つい買ってしまいました。
あと、M5 で使う Atomic TF Kit という microSD カードユニット、これは新商品なんで買ってみました。
ということで、withコロナのイベント。
これまでと比べたら様々な場面で厳しく制限されているイベントでした。
展示品には触ることはできないし、たとえ触れたとしてもスタッフさんが一回一回消毒して。
しかも、ソーシャルディスタンスを保ちながらのマスク越しの会話なんで・・・
一日終わったあとのスタッフさんの疲労といったら半端ないと思います。
ホント、お疲れさまです。
やっぱりこういう形でのイベントの開催って、業界全体がただ萎んでいくだけのような感じがして、なんかとっても寂しいなぁというのがホンネで、早くマスクが取れる社会に回復してほしいものです。
とはいっても、モノづくりのアイデアに溢れた熱い空間を共有できたことはとっても楽しかったし、8か月ぶりに東京ビックサイトへ足を運んだ甲斐がありました。