eBay で見つけて購入してみました。
45W のこてでハンダを溶かしてポンプの力で吸引する「はんだ吸取器」です。
「ポンプで吸引」ってとこに惹かれて購入しました。
台湾製で本体価格は2千円ちょっとですが、
日本までの送料も本体と同じくらいかかっちゃうので割高感も半端ありませんが。
AliExpress でも扱ってくれればもっと普及するとは思うのですが。。。
パッケージ裏の能書きです。
先端温度は華氏(℉)で 450℉ と記されているので、摂氏だと約 232℃ となります。
(ホントなら 300℃ は欲しいところ。。。)
本体の銘板です。
肝心の吸引力だけど・・・はっきり言ってポンプをパフパフしただけではよく分かりません。。。
まぁポンプを勢いよく握った時に出る風圧は結構強いので、離した時に得られる吸引力もそれなりって感じです。
今回はスルーホール基板のパーツが綺麗に外せればヨシとしましょう。。。
ノズル先端の温度を測ってみたらスペック通り 232℃ でした。
ノズルは錫メッキ、必要があれば交換も可能です。
どのくらい使い続けたらノズルが摩耗してダメになるのかさっぱり分かりませんが、
ノズルの替えはストックしておいた方がいいかもしれません。
吸取ったハンダ屑はポンプをパフパフすることで外へ吹き出すので、
時々ノズルを外して中を掃除するだけで大丈夫なようです。
ノズルを取り外した本体側の穴の様子です。
それでは実際に吸取ってみます。
上下間違って取り付けたピンソケットを取り外してみました。
ハンダ面のリードにノズルの穴を合わせて数秒グリグリしてハンダを溶かします。
そしてノズルの先端をちょっと斜めにしてポンプを離すと「ジュッ」と音がしてハンダを吸取ってくれます。
ということで、基板のランドが剥がれるといった損傷もなく綺麗な状態のままピンソケットを外すことができました。
(吸取器の過去記事)
2年前に電動の吸取器を買ったのですが、
こちらの方は吸取り箇所が多いとか本気で吸取りたいとき以外は箱にしまったままになってます。
作業専用のテーブルがないので使うときだけ箱から出しているのですが・・・これが面倒で。
なので吸取り箇所が少ない時は吸取線やピストン式の吸取器を使っているわけで、
今回レビューした吸取器は半田ごてと同じような大きさなので傍に置いて気軽に使えるんじゃないかな。
そして最後に・・・ eBay の送料って、もっと安くならないのかな。。。