電子工作をしていると絶対に欲しいものがあります。
それは、「ハンダ吸取器」です。
これまでは、部品の取り外しにハンダ吸い取り線を使ってましたが、今時のスルーホール基板から再利用できるように部品を取り外すのって本当に難しいですよね。
時に基板のパターンがめくれてボロボロになってしまい、そのままではハンダ付けできないこともしばしばです。
「ハンダ吸取器」・・・買ってしまいました。
中華版の激安ハンダ吸取器の「S-993A」ですが、1万円以下で入手しました。
こんな安物のハンダ吸取器が本当に使い物になるか分かりませんが、最近、大陸からマガイモノばかり買っているその勢いで、ついポチってしまいました。
まあ、私にとってこの「S-993A」。
自分への少し早いクリスマスプレゼントになりました。
今回は Ali Express ではなく、eBay からの購入です。
この種のマガイモノ、価格があって無いようなもので、下は7千円から上は2万円以上と、ホント適当な値段設定になっています。
検索した結果、一番安いショップが eBay でした。
广州黄花电子工具有限公司,电烙铁,控温烙铁,大功率烙铁,电烙铁焊台,吸锡工具
取説は勿論、中国語です。
取り敢えず、仕様のページを載せときます。
スタンドも付属してます。
温度設定は、350~450度の範囲で調整可能です。
ノズルはこの1 mm のものが一つ付いてきました。
私としてはもう少し先の太いノズルも欲しかったので、予備も兼ねて更に 1 mm、1.5 mm、2 mm のノズルを追加で注文しました。
さて、さて、実際の使用感ですが。。。
部品を外せる基板が手元になかったのですが、早く使ってみたかったので、
「ARDUINO CW KEYER」で使う予定の、FT232R モジュールに付いているピンヘッダを外してみることに・・・。
右側の一番小さな FT232R モジュールから L 型ピンヘッダを外してみました。
(因みに左側の大きい方のモジュールは秋月電子で販売しているものです。)
ピンヘッダを外した基板表側の面です。(基板はスルーホールです。)
ハンダを溶かして吸ってしまう「ハンダ吸取器」の威力は、やはり素晴らしいものがあります。
吸い取り線より早くて取り外した後の基板パターンも綺麗です。
裏面です。
初めての割には上手く取り外せたと思います。
取り外したところに、新しく普通のピンヘッダ(6P)を取り付けました。
吸い取り線だけでは手強いピン数の多い IC も、この S-993A さえあれば、何とかなりそうです。
これからは、間違って部品を取り付けたとしても、余裕で・・・
「シュッ! シュッ!」です。 Hi