<第三の手記_9> 25wpm 700Hz
この太宰の 「人間失格」 も残すは ”あとがき” のみとなりました。
一冊の小説を和文電信で読み切る企画なんて最初は無謀なことかと思いましたが、どうにかこうにか最後までたどり着けそうです。
「恥の多い生涯を送って来ました。」 という一文から始まり、最後は、自らを 「人間失格」 と刻印した主人公の大庭葉蔵。
酒と煙草、淫売婦に溺れた大庭葉蔵と太宰の人生との間には相違点も多く、この小説は「遺書」(真偽は不明)とも言われており、和文電信で聞くには少々重たかったのではないでしょうか。
次はもっとポップで聞きやすい(読みやすい)小説で和文を練習したい。。。
そんなことを考えている、今日このごろです。