JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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古いラズパイを防犯カメラにする ~1~

古いラズパイを防犯カメラにして有効活用します。
今回使うラズパイは、1世代前の ”Raspberry Pi 3 Model B V1.2” です。

ラズパイを防犯カメラ(監視カメラ)にするのは、とっても簡単です。
microSD に motionEyeOS というイメージファイルを書き込んで起動するだけです。
(Raspbian や NOOBS イメージでのモニタリングは、インストールや設定とか、いろいろあってメンドウです。)
 

Raspberry Pi にカメラモジュールを取り付ける

今回私が使ったカメラモジュールは、"Raspberry Pi Camera Board v1.3 (5MP, 1080p)" という、もう何年も前に購入したものになります。

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5MP 1080p(Catda C0264 OV5647)のもので、AliExpress で @300 程度で購入できます。 
秋月電子では 8MP のものが @3,850 で購入できるみたいです。

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Raspberry Pi とカメラモジュールは、カメラに付属してきた FPC ケーブルで接続します。

 

microSD に motionEyeOS イメージを書き込む 

motionEyeOS イメージをダウンロード

OS イメージはここからダウンロードできます。

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イメージファイルは 60MB 程度なので、速攻で落とせます。
Raspberry Pi 以外の OS イメージもあるので、もっと廉価なマイコンを入手して試してみるのもいいと思います。

Raspberry Pi Imager で motionEyeOS イメージを書き込み

microSD への書き込みは、Raspberry Pi Imager を使います。
Raspberry Pi Imager は、ここからダウンロードしてインストールします。

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Raspberry Pi に LAN ケーブルとモニタを接続する 

Raspberry Pi に、LAN ケーブルと HDMI なモニタを接続します。
これ以外のキーボードやマウスは、特に接続する必要はありません。
 

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Raspberry Pi の電源を投入すると、このような画面が表示されます。
この eth0 の IP address を控えて、パソコンのブラウザへ入力します。
(この IP address を知るだけのためにモニタを接続する必要があります。)

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IP address を入れるだけで、このような画面が表示されて、左上にモニタ映像が表示されます。
ただ、このままの状態では Wi-Fi の設定や解像度などが変更できないので、左上の人のアイコンをクリックして admin としてログインします。

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Username は admin、Password は空白のままでログインします。

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Wi-Fi でアクセスできるように設定します。
わたしは、IP アドレスを固定にして運用したかったので、静的な IP アドレスを割り当てました。

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モニタする画像の解像度や向きを設定します。
設置方法によって、上下や左右の向きが逆転することがあるので、それを修正します。

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admin のパスワードは、セキュリティ強化のためにも必ず設定するように心掛けましょう。
Time Zone の初期値は UTC になっていて、このままでは9時間ズレてしまうので、Asia/Tokyo に設定します。

設定の最後で、画面上の ”Apply" ボタンを押してください。
これをやらないと、microSD に設定が反映されず、次回起動時に元の状態に戻ってしまいます。

motionEyeOS を終了(Raspberry Pi の電源をオフ)するときは、”Shut Down” ボタンで行います。

それと、この motionEye は機能も豊富で、常時録画はモチロン、動態を検知して動きがあったときだけ録画したり、メールで通知するとか・・・もう、どっかのビルの監視室のようなことはすべてできると思います。 
 

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Wi-Fi 設定後に motionEyeOS を再起動すると、Wi-Fi 用の IP アドレスが表示され、Wi-Fi からのアクセスが可能になったことがわかります。

あとは、Raspberry Pi に motionEyeOS のイメージが入った microSD を挿して電源を入れるだけ。

これでいつでも、192.168.1.101 とブラウザに入れるだけで、motionEye を使ってモニタリングすることができるようになりました。

皆さんも、眠っている古い Raspberry Pi があれば、motionEyeOS で防犯カメラとして再活用してみてはいかがでしょうか。