久々の cwdecoder ネタです。
Arduino nano の構成で プリント基板(PCB)を作成してみました。
KiCad を使っての初めてのプリント基板作成ですが、回路図が単純な方が簡単じゃないかということで、arduino cw keyer じゃなく、こちらの cwdecoder の方を選択しました。
基板の発注は、Fusion PCB にすることに。
ここだと、5×10cm の大きさの基板(2層)10枚で 18.9ドルなのでとってもリーズナブル。
最終的なガーバーデータで穴の位置が間違っていたとしても、「初めて+この安さ」ということで諦めもつくし。。。
何といっても、実際に試してみないと先に進みませんし。。。
ただ今、最終チェックを済ませ、EMS の 20ドルも追加して発注を済ませました。
発注時に必要なガーバーデータは以下の8つのファイルで、ZIP ファイルに圧縮してアップロードします。
ファイル種別 | KiCad ファイル | Fusion PCB ファイル | 備 考 |
表面シルクスクリーン | cwdecoder-F_SilkS.gto | cwdecoder-F_SilkS.gto | |
表面マスク | cwdecoder-F_Mask.gts | cwdecoder-F_Mask.gts | |
前面レイヤー | cwdecoder-F_Cu.gtl | cwdecoder-F_Cu.gtl | |
基板外形情報 | cwdecoder-Edge_Cuts.gbr | cwdecoder-Edge_Cuts.gml | 拡張子を 'gml' に変更 |
裏面シルクスクリーン | cwdecoder-B_SilkS.gbo | cwdecoder-B_SilkS.gbo | |
裏面マスク | cwdecoder-B_Mask.gbs | cwdecoder-B_Mask.gbs | |
裏面レイヤー | cwdecoder-B_Cu.gbl | cwdecoder-B_Cu.gbl | |
ドリル情報 | cwdecoder.drl | cwdecoder.txt | 拡張子を 'txt' に変更 |
注文フォームの Gerber でもザックリ目視確認してみましたが、配線的には大丈夫そうです。
今回の PCB 作成では、ステレオミニジャックのフットプリントだけはネットで見つけられなかったので自分で作りました。
モジュールエディタを使ってフットプリントを作成するのですが、部品の寸法が書かれたデータさえあれば割と簡単に作図することができます。
秋月電子で販売されている部品を使う場合は、部品の仕様が PDF ファイルで公開されているのでこれを利用します。
(データシートに加えて、CAD 用の部品図とフットプリントなんかも登録してくれると助かんるんですが。。。)
PDF のデータシート通りに1ミリ単位で正確に作図します。
(部品を上から見る必要があるため、PDFの接続面の反対で作図します。)
今回初めて KiCad の pcbnew(基板エディタ)を使ってガーバーデータまで出力させてみましたが、これが本当に正しい作図方法なのかホントのところ分かってません。
何か基本的なルールを見落としているような、そんな気がします。
もっと時間をかけて KiCad の分厚いドキュメントを熟読する必要があったかもしれません。
まぁ、届いた基板がそのままで動作するか分かりませんが、
あと2、3週間、基板が到着するのを楽しみに待つことにします。