このカテゴリーの更新は本当に久しぶりになります。最初の記事を書いてから、もう5年以上もの歳月が流れてしまいました。
「和文電信をいつでも聞いていたい!」という強い思いから、Raspberry Pi を使って自作したり、さらに ESP32 や M5Stack を試したりと、さまざまな取り組みをしてきました。
しかし、最初の「和文電信をいつでも聞いていたい!」という理想を振り返ると、これまでの取り組みでは少し物足りないと感じていました。手元にマイコンを置くだけの簡単なことなのに、その一手間が、私にとっては意外と大きな距離を感じさせたのです。
今の時代、ほとんどの人がスマートフォンを常に携帯していて、ある高校生が「スマホは命の次に大事だ」と言っていた話も耳にしました。その話を聞いても分かりますが、和文電信をいつでも聞けるようにするには、スマホで実装するのが最も適しているはずなんです。しかし、そう思いながらも「そのうちに」と先延ばしにしているうちに、気がつけば5年もの月日が経ってしまいました。
このスマホで和文電信を楽しめるようにするという目標に向けて、これから少し時間をかけてプログラム作成に取り組んでいこうかと考えております。
※この動画の例では、”大谷”を "おおや" と誤変換しています。
トーン周波数や速度を設定し、「Start」ボタンを押すと、プログラムが「Yahoo!ニュース」から漢字を含むタイトルを取得します。その後、そのタイトルをカタカナに変換し、モールス信号として再生します。タイトル内にアルファベットが含まれている場合は、そのアルファベットを和文のカッコで囲み、欧文モールスとして送出します。
現在のバージョンでは、スマホでアプリを起動し、「Start」ボタンを押すだけで、次々とニュースのタイトルが和文電信で再生される基本機能を実装しています。現時点では Yahoo! ニュースに対応しているだけなので、これを今後は、他のニュースサイトにも対応させることや、ニュースの記事本文も再生できるようにするなど、機能の拡張を検討しています。
UI の構成を含めて、どういったアップデートが和文マニアに喜ばれるのでしょうか。