JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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jCluster ツール、新システムに対応しました

新システムに対応した jCluster を作成しました。

開発ツールの jCluster は、国内専用アマチュア無線 Web クラスタ(J-クラスタ)にアップされる運用情報を、Windows 環境で表示するアプリケーションです。

download: jCluster_v.0.5.zip

ダウンロードした zip ファイルには、「jCluster.exe」、「libeay32.dll」、「ssleay32.dll」の3つのファイルが同梱されています。jCluster の実行に際し、これらの DLL ファイルを「jCluster.exe」と同じフォルダに入れてから、「jCluster.exe」を実行してください。

 



Web クラスタの J-クラスタは、昨年10月の新システムへの移行により、これまで使用できた jCluster が使えなくなりました。今回、新システムの仕様に合わせて、プログラムを修正し、さらに、国内で多くのユーザーが利用している Turbo HAMLOG へのデータ転送も可能にしました。

ただ、私は Logger32 のユーザーであり、Turbo HAMLOG はこの改修のために初めてインストールしました。そのため、プログラムの理解が不十分で、間違った方法でプログラムを実装してしまった可能性もあります。使用中に不明点や改善提案などがあれば、ぜひお知らせください。

また、以前の jCluster では Logger32 へのデータ転送を可能にしていましたが、何度かのバージョンアップにより仕様も変わり、以前のプログラムの実装方法では動かなくなりました。今回、Logger32 への対応も検討しましたが、Web クラスタの J-クラスタ自体が国内向けということもあり、DX'er に人気の Logger32 に開発時間を割くよりも、国内でのシェアが高い Turbo HAMLOG への対応を優先しました。その結果、Logger32 との連携は取りやめることにしました。

 

新システム対応の jCluster v.0.5

旧バージョンの jCluster と同じように、基本的な使い方は簡単です。モードと周波数を選んで「Reload」ボタンを押すだけです。自動リロードは、2 分から 60 分の間で設定可能です。

 

Turbo HAMLOG との連携

Turbo HAMLOG が起動している状態で jCluster を立ち上げると、「Found Turbo HAMLOG」と jCluster のステータスバーに表示され、以後、jCluster から Turbo HAMLOG へ、データ転送ができるようになります。



Turbo HAMLOG に jCluster の運用局の情報を送りたい時は、送りたい局の行で「ダブルクリック」してください。そうすると、以下の情報が Turbo HAMLOG のログ入力画面に自動的に転送されます。

jCluster の項目 Turbo HAMLOG の項目
運用局 Call
JCC, JCG Code
運用地 QTH
MODE Mode


転送終了後、Turbo HAMLOG の「Time」入力項目にフォーカスが移ります。

Turbo HAMLOG を使っている方で、Web 上の J-クラスタも活用している場合は、この jCluster はとても役立つと思います。