JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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F2A の免許手続きが簡略化されました

無線機の外部入力端子などハード的な方法で信号を加える F2A の運用は、あらかじめ免許手続きが必要でしたが、9月25日 からこの手続きが不要となり、F2A での交信がより簡単になりました。ただし、低周波信号をマイクで直接拾う F2A は、今までと変わらず免許手続きが必要です。

さて、F2A の手続きが簡略化されたとはいえ、通常の CW バンドで A1 を用いた「599BK」や「ラバースタンプ」のような交信を、音声通話メインの FM バンドで F2A を使って行うことは稀だと思います。また、土日に山へ移動して CW を行うハムは、信号が弱くてもできる限り多くと交信するために A1 という電波型式を選んでいるでしょうから、まず FM で電信をすることはないでしょう。

このように考えると、F2A の主な用途は、通常の FM 音声ラグチューを電信ですることであり、F2A の内容としては、欧文より和文が最適だと思います。

例えば、430 メガの FM サブチャンネルで交信中に、電鍵やバドルを操作すれば F2A が発射でき、マイクの PTT を押せば音声で交信ができる。このような環境は非常に便利ですよね。和文でラグチューしている最中に、会話が深まったら(込み入ったとき)、そのままマイクに切り替えて話すことができます。こちらが和文で、相手が音声でもいいでしょうね。

F3 と F2A をすぐに切り替えられる環境は、和文の初心者の練習に特に役立つのではないでしょうか。

狭い帯域の A1 による CW は、DX のようなショートな交信に適しています。一方、FM 電波を使う F2A は、その音質の良さから、長時間にわたる和文電信のラグチューに最適です。

ということで、前置きが長くなりましたが、F2A の免許手続きが簡略化されたことを受けて、以前 IC-9700 を使用して F2A の送信に関する記事を書いたものを、再度シェアしたいと思います。


IC-9700を使用して F2A モードで交信を可能にする以下のプログラムについては、そのうちになりますが、公開する予定です。


さぁ、FM 電波を使って、和文交信を楽しみましょう!