JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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IC-9700 + PC(Desktop CW)で F2A ~1~

IC-9700 で F2A を送信する。

IC-9700 のユーザならば必ずや USB ケーブルでパソコンと接続しているはずですが、オーディオデバイスを設定するだけで、超簡単に Desktop CW のモールス音を F2A で送信できるようになるので、今日はその方法と備忘録です。

(構成)

IC-9700 の PTT オン/オフの制御は、このプログラムで行います。
(マイクの PTT を手動でオン/オフしても大丈夫ですが、この制御プログラムはその内になりますが、当ブログで公開する予定でいます。)

パソコンのサウンド設定

サウンドの再生が IC-9700 の入力になるため、これを IC-9700 の "USB Audio CODEC" に設定してしまうと、自分の打ったモールスがモニターできなくなるので、ここでは同時に複数のデバイス(ここでは、基本的なスピーカと、IC-9700 の ”USB Audio CODEC” の2つ)にオーディオ信号が出力できるように設定します。

スピーカーが「既定のデバイス」になっているか確認します。
(一般的な PC なら ”Realtec High Definition Audio” になっていれば OK です。)

 

次に、「録音」タブで「ステレオミキサー」のプロパティから「聴く」タブを開き、「このデバイスを聴く」にチェックを入れて、”USB Audio CODEC” をプルダウンから選択します。

IC-9700 の設定

SET > 外部端子 > 変調入力 > 変調入力(DATA ON)を、「USB」に設定します。

これで PTT オンになっても MIC から変調は掛からなくなります。

 

ここで 「MIC, USB」を選択すると、PTT オンで MIC からも変調が掛かってしまいますが、モールスと音声の両方で交信を楽しむなら、こちらの設定でもいいかもしれません。

 

「FM-D」に設定します。
この設定をしないと ”USB Audio CODEC” を使った F2A ができないので、注意です。

実際の運用

今のところは、IC-9700 制御プログラムで PTT をオンにした後で電鍵を操作してモールスを送出する仕様になっていますが、将来的にはこれを電鍵操作に連動して PTT がオン/オフするように修正して、利便性を向上させていきたいと考えております。