子ども向けニュースの和文電信を、ウェブブラウザでお楽しみください。
タイトル:テニスの大坂なおみ選手「全仏オープンで全部の会見に出ない」
Speed: wpm
Frequency: Hz
(文字間)
標準
標準 × 2
標準 × 3
標準 × 4
標準 × 5
Position: Letter
※ カナ文字中のアルファベットは、和文の下向きカッコ、上向きカッコを使って囲んでいます。(ハムの慣習)
ニュースソース:NHK NEWS WEB EASY
外国人や小中学生に向けた、わかりやすい言葉でかかれたニュースです。
7メガの和文交信は、ホントのところ「初心者の受信練習にはならない」と、思っています。
・受信中の会話が正しいとは限らない
和文で交信する多くの局は暗記送信を行っているので、結構な頻度で文字の中抜けが発生している。
いわゆる、誤字や脱字というやつで、送信内容が意味不のことがあるということ。
・和文はバグキー使いが多い
これは言わずと知れた、クセのある符号というヤツで、短点だけが自動なバグキーでそうなりがち。
パソコンなどの 1:3 の正確な符号で耳が鳴れているハムにとっては、このクセの強い符号の聞き取りは大変難しく、ちんぷんかんぷんであり、何を話しているのか分からない。
・定型文が多く、次の言葉が予測できてしまうことが多い
一般的な和文の交信では、時候の挨拶や天候の話など、交信内容として定型文が多く入り、次の文字が簡単に予測できてしまい練習にならない。
「あり」なら「ありがとうござ・・・」、「よろ」なら「よろしくおね・・・」と予測ができてしまう。
少し速い速度になると定型文な会話は少なくなるが、今度は一変してクセが強いというか、1:3 の構成を超えた、いわゆる流ちょうな符号で交信するベテランが多くなり、これはこれで初学者にはムズカシイ符号となる。
・普通にヘボな符号
こういう御仁は、しっかり自覚してバグからパドルに持ち替えてエレキーで送信して欲しいけど・・・
まぁ、大抵の場合で「俺は芸術的な符号を送信している・・・」と、まったく自分のヘボさに気付いていない、そういう頑固なハム、結構いますね。
というようなこともあって、和文電信の練習のために7メガをワッチするのは、むしろ和文初学者にとってはその学びを遅らせることになりかねなく、あまりおススメできないと思います。
7メガの和文交信を受信して、いつまでたっても聞き取れず・・・ついには、「和文って難しいんだ」と、去ってしまうハムも、これまた意外と多いんですよ。
ホント、7メガの実践交信って、曲者なんです。
7メガで聞く多くのバグキー符号は、国試としての電気通信術の送信試験だったら、確実に不合格になる符号ばかりですからね。
でも、こういうのが現実の和文交信なんですよ・・・
和文交信では 1:3 のキカイ的な符号より、こういう人間味のある符号の方が好まれているのも事実で、ベテランにはむしろ心地ちよく聞こえるらしいのです。
で、こういう符号の受信なんですが、1:3 の符号がしっかり聞き取れるようになってから挑戦すればいいと思います。
楷書がしっかり書けるようになってから、草書にいく・・・みたいな。
モールスも芸術的なところがあると思っていますが、最初から崩し符号に走らずに、まずは正確な 1:3 の符号を心掛けながら和文を楽しめばいいんじゃないでしょうか。
ホント、7メガの和文って、奥が深くて、ムズカシイなぁ~。
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それでは今宵も素敵な和文ライフをお過ごしください。