JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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μBitx v4 を作る ⑤ ~ 出力 & スプリアス ~

送信出力とスプリアスを測定してみました。
製作時の参考にしてください。


送信出力

負荷として 50Ω ダミーロードを取り付けて測定しました。

・1.8 MHz → 23.3 W
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・3.5 MHz → 10.6 Wf:id:JH1LHV:20210526190729j:plain

・7 MHz → 6.12 Wf:id:JH1LHV:20210526190818j:plain

・10 MHz → 5.64 Wf:id:JH1LHV:20210526190858j:plain

・14 MHz → 9.85 Wf:id:JH1LHV:20210526190941j:plain

・18 MHz → 5.51 Wf:id:JH1LHV:20210526191126j:plain

・21 MHz → 6.26 Wf:id:JH1LHV:20210526191216j:plain

・24 MHz → 4.62 Wf:id:JH1LHV:20210526191322j:plain

・28 MHz → 4.08 Wf:id:JH1LHV:20210526191406j:plain

 

スプリアス測定

tinySA を使って「スプリアス領域」だけを測定しました。(RBW: 30KHz)
40dB + 20dB のアッテネータ(ATT)= 60dB を挿入して tinySA(ATT なし)へ入力しました。 

・3.5 MHz
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・7 MHz
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・10 MHzf:id:JH1LHV:20210526192752j:plain

・14 MHzf:id:JH1LHV:20210526192834j:plain

・18 MHzf:id:JH1LHV:20210526192910j:plain

・21 MHzf:id:JH1LHV:20210526193005j:plain

・24 MHzf:id:JH1LHV:20210526193032j:plain

・28 MHzf:id:JH1LHV:20210526193130j:plain


ご覧のとおり、全バンドでスプリアスが激しすぎ!
残念ではありますが、この状態のままじゃ、まったく使いものにはなりませんね。。。
(24MHz、28MHz は、ぎりぎりセーフ)

21MHz 以下は 5W 以上の出力があるため、スプリアス領域における不要発射の強度の許容値は、-50μW(-13dBm)以下である必要があり、今回の測定ではこれを超えてしまっています。


でも、これは最初から予想していたことなんですよね。
今回の測定結果を目の当たりにして、俄然、ローパス作りのやる気が出てきましたよ。

さぁ、どこまで低減できるやら・・・楽しみです。