JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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こんな本を見つけました

書店巡りで「海軍電信兵戦記」なる、
通信兵目線で書かれた戦記を見つけて購入してきました。

読み始めたばかりですが、当時を生きた若き通信兵の苦悩が伝わってきます。
南方の最前線を転戦し通信確保という重責を背負い戦った戦争体験記です。



(本文から抜粋)

~ それは体罰の伴う強制的な反復訓練で、毎日、明けても暮れても仮名文字習字とモールス符号の送受信訓練である。誤字脱字一字につきバッタ(精神棒のこと)一発である。一回の送受信訓練で、誤字脱字の数だけバッタをくらうのだからたいへんである。「とてもついてゆけません」などと言ってはいられない。皆、命がけで練習に励まざるを得ないのであった。 ~

 

誤字脱字一字でバッタ一発。
皆、命がけの練習だったなんて、今の時代ではとても考えられないことです。

アマチュア無線の世界は趣味の世界です。
あの時代のように「命がけで練習」とまでは申しませんが、
命をかける程に練習を重ねないと一人前にはなれないのもまた確かなことなのかも知れません。

和文電信を「ただ、好きなだけ」で終らせないように、
更なる修行に励みたいと、気持ちを新たにしている今日このごろです。