自宅のパソコンをスマホで起こせるようにすると何かと便利です。
何時でも自宅のパソコンを起こして、そこから必要なデータを取り出すことができるようになります。
ということで、ここ新潟で使っているパソコンを WOL(Wake On LAN)できるようにしたので、その記録です。
新潟の環境は、WiMAX 2+ で
ルータは、NEC の WX-01を使ってます。
何かとこの手の WOL で壁になるのがマジックパケットのルータ越えです。
使用しているルータにマジックパケットが再送できる機能(WAN-LAN中継)があれば簡単にルータ内のパソコンにマジックパケットを送ることができるのですが、残念ながら WX-01 にはそんな気の利いた機能はありません。
こういう場合は、「WOL リピータ」と呼ばれる装置を使ってマジックパケットを再送することになるのですが、今回はこの機能を Arduino とイーサネットシールドを使って代用してみることにしました。
スケッチはここのウェブサイトに公開されているものを使いました。
自分の環境に合わせて少しだけスケッチを修正します。
やってることは簡単で、「受信したマジックパケットを、ローカル内にあるパソコンに向けてブロードキャストで再送(中継)する。」だけのことです。
このスケッチで動かなければ、自分でコードを書くつもりでしたが一発で動いてくれました。
実は WiMAX 環境ではこれだけでは NG で、
グローバル IP を取得するために「グローバル IP アドレスオプション」(月96円)を使う必要があるのです。
WX-01 にこのプロファイルを設定します。
この設定により、正しいグローバル IP は取得できるようになります。
とまあ、マジックパケットのルータ越えは、Arduino とイーサネットシールドだけで簡単に実現できるので、もう、ウン万円もするような「WOL リピータ」は必要ありませんね。
ところで、WiMAX2+ ですが、
残念なことに、先週の金曜日から「3日3GB制限」が開始されてしまいました。
(WiMAX2+ は固定回線として使うなということ。。。?)
(この大きな文字の広告・・・「ギガ放題」ってどういう意味。。。?)
(仮に最速の220メガの速度がでたとしたら。。。たったの 37秒 で1ギガを超えちゃいますが。。。)
私のようなヘビーユーザはすぐに規制の対象で、規制が開始された初日の金曜日から早くも1Mbps程度の速度しか出ておりません。
このような回線状況下では、今私が進めている「遠隔電鍵操作プロジェクト」は上手く行くはずがありません。
ということで、
このまま立ち止まっていても仕方ないので。。。
前に進むために、
「WiMAX 2+」
違約金を支払い、解約することにしました。
解約後は ADSL で再開です。
これまた早速になりますが、規制された次の日の土曜日には ADSL 50M を申し込んでしまいました。
光も魅力的ではありましたが、2年縛りがあって転勤する時に違約金が発生してしまうので、違約金が発生しない ADSL での契約です。
回線工事に一月近く掛かってしまうとのことで、7メガの遠隔ワッチもしばらくは1Mbps の回線速度でだましだましやっていくことになりそうです。
せっかく WiMAX 環境で WOL できるようにしたのに。。。