JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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最近の電子パーツの購入方法

電子工作をしていると、避けて通れないのが電子パーツの購入です。

抵抗やコンデンサ、トランジスタ、IC、コネクタ、スイッチ・・・ひとつのものを作ろうとすると、大小さまざまな部品が必要になります。しかも工作を始めてから、「あっ、これがない」「この値の抵抗を買い忘れた」と気付くことも少なくありません。

私の場合、基本的な電子パーツは、できるだけ秋月電子通商で揃えるようにしています。

通販は便利、でも・・・

以前は秋葉原まで出かけることも多かったのですが、最近まではもっぱら通販を利用していました。

秋葉原まで行こうと思えば、当然ながら往復の電車賃がかかります。せっかく出たのだからと昼食を食べたり、他の店を覗いたりしていると、なんだかんだでそれなりの出費になります。それを考えると、数百円の送料を払って自宅まで届けてもらった方が安いし、何より楽です。

欲しい部品を Web で検索してカートに入れ、注文ボタンを押せば、数日後には自宅まで届く。重いものを持ち帰る必要もなければ、暑い日や雨の日にわざわざ出かける必要もありません。通販というのは、本当に便利です。

ところが、電子工作のパーツ購入には、この便利な通販にもひとつ困ったことがあります。

それは、

「注文したあとになって、必ず何か足りないことに気付く」

ということです。

注文するときには、回路図や部品表を見ながら、それなりに慎重に確認しているつもりです。

「抵抗はある。コンデンサもある。IC ソケットも買った。コネクタも大丈夫・・・」

そんなふうに確認して注文するのですが、荷物が発送された頃になって、

  • 「あっ、あのコネクタを注文するのを忘れた」
  • 「この抵抗値、手持ちがあると思っていたらなかった」
  • 「ケースに取り付けるジャックを買っていなかった」

などということに気付きます。そして、数十円、数百円の部品のために、もう一度送料を払って注文することになります。

電子工作をやっている方なら、一度や二度ではなく、何度も経験しているのではないでしょうか。部品そのものは100円もしないのに、送料の方がはるかに高い。こうなると、なんとももったいない気分になります。

最近は「店舗受け取り」

そこで最近、秋月電子でのパーツの購入方法を少し変えました。

通販をやめたわけではありません。注文そのものは、これまでと同じように Web サイトから行います。違うのは、受け取り方法です。自宅への配送ではなく、秋葉原の秋月電子での店舗受け取りを指定し、自分で取りに行くようにしました。これが、私にはなかなか具合がいいのです。

昔のように、必要なパーツをすべて店内で探して回る必要はありません。事前に Web で注文してありますから、基本的な部品はまとめて受け取るだけです。

秋月電子の秋葉原店は、曜日や時間帯によってはかなり混雑します。昔から電子工作をしている人はもちろん、学生さん、外国人観光客、Arduino や Raspberry Pi で工作をする人まで、とにかくたくさんのお客さんがいます。そんな店内で、

「SMD のあのトランジスタはどこだったかな」 「このコネクタはどの棚だろう」

と一つひとつ探していると、それだけで結構な時間がかかります。あらかじめ Web で注文して店舗受け取りにしておけば、店内で探す部品は最小限で済みます。

そして、ここが一番のメリットなのですが、注文してから受け取りに行くまでの間に、

「あっ、これも必要だった」

と気付いた部品があれば、受け取りのついでに店頭で追加購入できます。

私はどうも注文直後になって不足品を思い出すことが多いので、この方法が非常に合っています。必要な部品の大部分は事前注文。買い忘れたものや、実物を見ながら選びたいものだけを店頭で購入。これなら、混雑した店内を長時間歩き回ることもありませんし、少量の追加部品のために改めて送料を払う必要もありません。

通販と実店舗、それぞれの良いところを組み合わせたような買い方です。秋葉原まで出かける理由もできますし、ついでに他の電子部品店を覗いたり、ジャンクを眺めたりするのも楽しいものです。やはり電子工作を趣味にしている人間にとって、秋葉原を歩くのは、通販では味わえない楽しさがあります。

秋月電子店舗での効率的なパーツの探し方

秋月電子の Webサイトは、通販で注文するときだけでなく、秋葉原の店舗でパーツを探す際にも便利に使えます。

例えば「NchパワーMOSFET 2SK4017」を秋葉原店で購入したい場合、商品ページにある「店舗在庫情報」を確認すると、店内のどの棚に置かれているのかを事前に調べることができます。

秋月電子の店内には膨大な種類のパーツが並んでいるため、目的の部品を一から探そうとすると意外と時間がかかります。そこで、購入予定のパーツについて棚の場所をあらかじめメモしておけば、混雑している店内でも迷うことなく、効率よく必要なパーツを集めることができます。

また、「店舗在庫情報」では在庫状況も確認できるので、出かける前のチェックにも役立ちます。パーツによっては秋葉原店に在庫がないこともありますので、その場合は通販を利用するか、Web で注文したうえで秋葉原店での店舗受け取りを指定しておくと確実です。

店舗受け取りで注文した場合は、商品の準備が整うと受け取り可能になった旨のメールが届きます。あとはそのメールを確認してから秋葉原店へ出向けばよいので、せっかく店舗まで行ったのに目的のパーツがなかった、ということも避けられます。

秋月電子へ直接買いに行く場合でも、まず Web サイトで「棚の場所」と「在庫」を確認しておく。これだけでも、店内でのパーツ探しがずいぶん楽になります。

秋月電子にないものはマルツへ

とはいえ、すべてのパーツが秋月電子で揃うわけではありません。特殊な IC やコネクタ、特定メーカーの部品など、秋月電子では扱っていないものもあります。

そんなときに利用しているのがマルツです。

私の場合、とてもありがたいことに、調布市にあるマルツ西東京営業所まで自転車で5分ほどで行けます。ですからマルツで注文するときも、郵送ではなく基本的に店舗受け取りを利用しています。何か作っていて部品が必要になったとき、自転車に乗って数分で受け取りに行ける・・・普通なら秋葉原まで行かなければ入手できなかったような部品を近所で受け取れるのですから、電子工作を趣味にする私にとっては、本当に恵まれた環境だと思います。

そして、マルツを利用する大きな理由が、DigiKey で扱っている部品を購入できることです。

DigiKey には、国内の一般的な電子部品店では見つからない IC やセンサー、コネクタなど、膨大な種類の部品があります。回路を設計していて「この部品が欲しいけれど、国内のショップでは見つからない」というときに探してみると、DigiKey にはちゃんと在庫がある、ということも少なくありません。

ただし、少量を直接購入すると、部品代に対して送料の割合が大きくなってしまいます。数百円の IC を1個、2個欲しいだけなのに、そのために送料を負担するとなると、趣味の電子工作では少し考えてしまいます(6,000円以上の注文は送料無料、6,000円未満では 2,000円の送料が発生します)。

そんなとき、マルツ経由で注文して店舗受け取りを利用できるのは大きな魅力です。特に私の場合は、受け取り場所まで自転車で5分。これはもう、電子工作を趣味にする者にとっては最高のロケーションだと思っています。

  • 秋月電子で探す
  • なければマルツで探す
  • さらに特殊な部品なら DigiKey 系も確認する

最近は、だいたいこの流れで部品を探すようになりました。

ハムにとっても便利なマルツ

さらにマルツでは、JARL への QSL カード転送サービスも行っています。

現在の私は紙の QSL カードの発行をやめているので、このサービスを利用する機会はありません。ですが、紙カードを交換しているアマチュア無線家にとっては、電子部品を受け取るついでに QSL カードも預けられるというのは便利だと思います。

電子工作とアマチュア無線。この二つを趣味にしている人にとって、マルツという存在はなかなかありがたいものです。

最近は「通販か店舗か」ではなくなった

考えてみると、少し前までは「通販で買うか、秋葉原まで買いに行くか」という二者択一でした。

通販なら楽だけれど送料がかかる。店舗なら送料はいらないけれど、店内を探して歩かなければならない。

ところが現在は、Web であらかじめ商品を選び、店舗で受け取るという方法があります。これなら、自宅でゆっくり回路図や部品表を確認しながら注文できますし、店舗では受け取るだけ。注文後に買い忘れに気付いても、受け取りのときに追加で購入できます。私のように、注文した直後になって「あれも必要だった」と気付くことが多い人には、この方法が一番合っているようです。

もちろん、送料だけを考えれば通販の方が安い場合もあります。わざわざ秋葉原まで行くのですから、電車賃も時間もかかります。それでも最近は、家に閉じこもってすべてを通販で済ませるより、秋葉原まで歩きに行くこと自体を楽しむようにしています。

必要な部品は事前に注文しておき、店では追加分だけを探す。そのあと少し秋葉原を歩いて帰る。これくらいが、今の私にはちょうどいいようです。

電子工作の部品の買い方も、ずいぶん便利になりました。通販、店舗、店舗受け取り。それぞれをうまく使い分ければ、送料も時間も無駄にせず、必要な部品をかなり効率よく揃えることができます。

そして何より、「部品がひとつ足りなくて工作が止まる」という、あの何とも言えない残念な時間を少しでも減らせる。最近は、そんなことを考えながら電子パーツを購入しています。