今日は、いつもの「子ども向けニュース」ではなく、久しぶりに「詩」を和文モールスでお届けします。
これまでにも、詩人・茨木のり子さんの作品を何度か取り上げてきましたが、今回は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した、日本を代表する童謡詩人・金子みすゞさんの詩をご紹介します。
お届けするのは、現在では多くの国語教科書にも掲載され、広く親しまれている代表作、
「私と小鳥と鈴と」です。
それでは、金子みすゞさんの優しい言葉の世界を、和文電信の音でお楽しみください。
タイトル:【金子みすゞ】私と小鳥と鈴と
Speed: wpm
Frequency: Hz
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Position: Letter
私と小鳥と鈴と
金子 みすゞ
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」に出てくる、「みんなちがって、みんないい」というフレーズ。
おそらく、誰もが一度は耳にしたり、口にしたりしたことがあるのではないでしょうか。
私自身もこれまで、何度となく自分に向かって「みんなちがって、みんないいんだ」と言い聞かせ、勇気づけられてきました。そしてまた、誰かを励ますときにも「みんなちがって、みんないいんだよ」と、この言葉を使ってきました。
この詩をあらためて読み返してみると、「みんなちがって、みんないい」という言葉は、本来、自分自身を肯定するためだけのものではなく、自分とは違う誰かを認め、その違いを受け入れる・・・そんな他者へ向けた優しいまなざしを表した言葉なのかもしれません。
それでも、私自身がこれまで幾度となくこの言葉に元気づけられ、助けられてきたことも、また事実です。
たった一つの短い言葉が、時代を越えて誰かの心に残り、ときには人を励まし、支えてくれる。
詩の持つ目には見えない力って……本当にすごいですね。
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それでは今宵も素敵な和文ライフをお過ごしください。
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