友人の JH7VHA 柴田さんから、またまた興味深いレポートを寄稿していただきました。
今回は、ハイモンドの電鍵 HK-8、防衛庁規格では NKY-4 を落札されたとのことで、その紹介と、さらにノブを木製に交換された際の詳細なレポートです。
HK-8 といえば、ハイモンドらしいしっかりとした作りの電鍵ですが、ノブを交換することで、打鍵感や見た目の印象がどのように変わるのか、とても気になるところです。
柴田さんにとっては、高校時代の無線部で使っていた思い出の電鍵でもあるようで、単なる機材紹介にとどまらず、当時の記憶も重なる味わい深い内容になっています。
それでは、柴田さんの紹介レポートをご覧ください。
写真1

写真2

なんと新品です。
写真1 箱は「HK-?」の?の上に「⑧」のシールを貼っています。ゆるーい時代の、ほのぼのとした雰囲気をかもしだしています。
写真2 大谷選手の TV 画像はサービスです。
NKY-4 は、昭和時代に私が通った高校の無線部にあった電鍵です。
HK-808 より高速打鍵向きで、みんなで早打ち大会をしていました。
英語の教科書の英文を1分間で何文字打てるか競っていました。若いというか、子供というかヤンチャでした。
あの頃の感覚を取り戻してみたくて、購入しました。
学校の NKY-4 は、この純正プラスティック製のノブから別のノブに交換されていて、とても打ちやすかったことを憶えています。
先輩たちが交換してくれたと思われますが、ノブのメーカー、材質等は今となっては不明です。
プラスティッキーな打鍵感をウッディーな感じにしてみたく、木製のノブを製作してくれる木工房に特注してみました。
写真3

熊本県にある「木工房ひのかわ」さんです。
本ブログへの掲載も、快く了解していただきました。
最初に、純正ノブの写真を添付してメールで問い合わせると、見積もりが返信されてきます。
金額が OK であれば、銀行振り込みして、純正ノブを送ります。
無垢の黒檀材から削り出して、そっくりに製作してくれます。
仕上げはオイルフィニッシュで、手入れ方法の説明も同封されてきました。
このノブのネジは旧 JIS ピッチでしたが、しっかりと対応してくれました。
価格は材質、形状により異なりますが、1個1万数千円でした。
写真4

写真5

左側、黒いのが純正、右側、茶色が製作品です。
重さは純正が 14g、木製が 17g とほとんど変わりません。
純正はノブとツバが一体であるのに対して、製作品はノブとツバを分けるように、オーダーしました。
写真6

写真は残念な写りですが、実際に見ると、木目が綺麗で高級感があります。
さて、打鍵感ですが「優しい感じです」
木のぬくもりが感じられ、滑りにくさも好感です。
高校時代の感覚に近いものです。むしろこちらの方がいいかも?
写真7

実は HK-802 用のノブも紫檀材で製作してもらいました。
こちらは木目がはっきりしています。
純正品(下側)のほうが、輝いて写っていますが、実際に見ると木製の高級感にはかないません。
802 の打鍵感は柔らかい感じなので、ノブは木製のほうが、柔らかみがあって好みです。
私の場合、打鍵感は見た目で好みが左右されます HIHI
このノブは HK-808 にも装着できます(新JIS 4mm ナット仕様)
手持ちのほとんどの電鍵にジャストフィットします。
純正プラスチックノブから、アルミ、ガラス、木と試してきましたが、この紫檀材が1番です。
次はゴムに挑戦してみようかな?
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それでは今宵も素敵な和文ライフをお過ごしください。
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柴田さん、今回も興味深いレポートをありがとうございました。
私も同じような電鍵として HK-1Z を新品で所有し、今も保管しています。HK-8 とは納入先の違いだけなのか、それとも細かな形状の違いがあるのか、実際に 2 台を並べて見比べてみないと分からない部分がありそうです。
それにしても、木製ノブはなかなか良いものですね。私は、家具や引き出し用のノブを流用するようなことは、見た目の美しさで少し抵抗がありますが、今回紹介いただいたように、電鍵専用として純正ノブをもとに製作してくれるところがあるというのは、とても魅力的に感じました。
材質や仕上げによって、見た目だけでなく、指先に伝わる感触や打鍵時の印象も変わってくるでしょうね。電鍵は実用品でありながら、こうした小さな部分にこだわれるところも、CW の楽しさの一つだと思います。
製作店の情報も含めて、たいへん参考になりました。今回も貴重なレポートをありがとうございました。