先日の記事「W1AW の運用スケジュール(QST 2026年5月号より)」では、ARRL 本部局 W1AW の運用スケジュールを日本時間に変換して紹介しました。今回はその追記として、日本にいながら W1AW の電波を手軽に受信する方法を紹介します。
W1AW の電波、日本で聞ける?
W1AW はアメリカ・コネチカット州ニューイントン(Newington)に位置しています。日本国内から W1AW の CW 練習やブレティンを直接受信するには、電波伝搬のコンディションやアンテナ設備に大きく左右されます。
「W1AW の電波って実際にどんなふうに聞こえるんだろう?」と興味はあっても、自宅の無線設備ではなかなか安定して受信するのは難しい・・・そんな方も多いのではないでしょうか。
WebSDR・KiwiSDR を使えば簡単に聞ける
そこでおすすめなのが、WebSDR や KiwiSDR を使った方法です。
以前のブログ記事でも紹介しましたが、WebSDR・KiwiSDR はパソコンやスマートフォンのブラウザだけで、世界各地に設置された SDR 受信機をリモート操作してリアルタイムに電波を受信できるサービスです。
ポイントは、W1AW の本拠地であるコネチカット州の近くに設置されている WebSDR・KiwiSDR を選ぶことです。アメリカ東海岸のサーバーを使えば、W1AW の信号を強力に、安定して受信することができます。伝搬コンディションに左右されることなく、日本の自宅のパソコンからクリアな信号で聞けるのが最大のメリットです。
受信の手順
- WebSDR のサーバーリスト または KiwiSDR のマップ にアクセス
- アメリカ東海岸(コネチカット州周辺)の SDR サーバーを選択
- W1AW の周波数に合わせる(例:7.0475 MHz / CW モード)
- スケジュールの時間になったら受信開始
前回の記事で紹介したスケジュール表と周波数一覧を手元に用意しておくと、スムーズにワッチできます。


- バンドの選択:W1AW は 160m〜2m まで複数のバンドで同時に送信しています。WebSDR の対応バンドに合わせて選択します。HF 帯の 40m(7.0475 MHz)や 20m(14.0475 MHz)あたりが受信しやすいバンドになると思います。
- モードの設定:CW 練習を聞く場合は、受信モードを「CW」に設定します。WebSDR によっては「CW-narrow」などのフィルタを選べるので、狭帯域にすると混信を避けやすくなります。
- 時間帯の確認:前回の記事で掲載した日本時間スケジュールを参考に、Fast Code / Slow Code / Bulletin の開始時刻に合わせてアクセスしてください。
最後に
W1AW の CW 練習は内容・速度ともに充実しており、世界中のハムにとって貴重な練習素材です。「聞いてみたいけど、自宅では受信が難しい」という方は、ぜひ WebSDR・KiwiSDR を活用してみてください。ブラウザひとつで、W1AW の信号をクリアに受信できます。
前回の記事と合わせて、スケジュール・周波数・受信方法が把握できたと思います。あとは実際にワッチするだけです。ぜひ試してみてください。