JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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cw mania update v.0.97

CQ World Wide DX Contest 2025 の追加(2025.11.28-29 開催) 

恒例の機能追加になります。あわせて細かなバグを修正しています。

download: cw_mania_v.0.97.zip 

★ファイル・ダウンロードについて★

ダウンロードを試みた際に「このファイルは一般的にダウンロードされているファイルではなく、危害を及ぼす可能性があります」(Google Chrome)という警告ウィンドウが表示されることがございます。しかしながら、こちらのファイルは厳重なウイルスチェックを経ており、安全性を確保しておりますので、ご安心の上、ダウンロードいただければ幸いです。

Google Chrome ブラウザに表示される、メッセージは、Chrome の安全ブラウジング機能によるものです。これは、ユーザーがダウンロードしようとしているファイルがあまり一般的ではない、または新しいものである場合に表示されることがあります。ブラウザは、そのようなファイルを潜在的に危険とみなすことがあります。

・プログラムが実行ファイル(.exe)であり、ブラウザに厳しくチェックされるため、この警告が出る可能性が高い。
・ファイルがデジタル署名されていないため、警告が表示されることがある。

自作のプログラム(実行可能ファイル)にデジタル署名を行うことで、ブラウザからの警告を回避することが可能です。しかし、このデジタル署名を行うには、認証局(CA)からデジタル証明書を取得し、プログラムに署名を施すという手続きが必要となります。フリーソフトを提供する立場としては、このプロセスが負担となることも事実です。

このため、これまで通り、複数の信頼できるウィルスチェックソフトウェアを用いて、プログラムが安全であることをローカル環境で確認する方法で継続させていただきます。皆様には何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 



ちなみに、過去 17年間の 参加局数は以下のとおりです。
 

開催年 全局数 JA のみ
 2009  9936  381
 2010  5830  387
 2011  6405  488
 2012  6906  593
 2013  7095  618
 2014  7346  693
 2015  7210  658 
 2016  7704  780 
 2017  7967  765
 2018  7676  696
 2019  7439  603
 2020  8763  720
 2021  8253  754
 2022  7408  776
 2023  7661  820
 2024  7961  820
 2025  8109  796

 

1. 全局数の動向

2025年の全局数は8,109局となり、前年(2024年)の7,961局と比較して約1.86%の増加となりました。ここ数年は増減を繰り返しながらも、全体としては緩やかな増加傾向が続いています。特に今年は8,000局を超え、コロナ禍以降の回復基調が引き続き維持されている印象です。

昨年ほどの伸び率ではないものの、安定した参加状況といえ、CW コンテストへの関心は依然として高い水準にあると考えられます。

2. JA のみの局数の動向

JA 局数は796局となり、前年の820局から約 2.9% の減少となりました。これまで増加または横ばいで推移していた JA 局数ですが、今年はやや減少に転じました。背景としては、運用人口の緩やかな減少やコンテスト参加スタイルの変化など、いくつかの要因が考えられます。

3. JA 比率

JA 局の割合は約 9.82%(796 ÷ 8,109)となり、前年の約 10.30% から低下しました。10% を下回る結果となり、海外局の増加に対して JA 局の伸びが追いついていない状況が明確に表れています。

4.JA 局の入れ替わり分析(2024年 → 2025年)

公開されているログのコールサインを分析した結果、2024年と2025年の JA 局の入れ替わりは以下のとおりでした。

項目 局数
2024年 JA局数 820
2025年 JA局数 796
2年連続参加(2024 & 2025) 581
2025年のみ参加(新規・復帰) 215
2024年のみ参加(2025年不参加) 239


2025年の JA 局796局のうち、約 73% にあたる581局が前年からの継続参加です。残りの215局は2025年に新たに参加、または復帰した局となります。一方で、2024年に参加していた239局が2025年は不参加となりました。

差し引きで24局の純減(239 − 215 = 24)が、820局 → 796局の減少分と一致します。

この結果から、コンテスト参加者の約4分の1が入れ替わっている構図が見て取れます。逆にいえば、約7割の局が安定的に継続参加しており、CQ WW CW Contest に対する JA 局のコア層は堅固であるといえるでしょう。

5. 総括

2025年の CQ WW DX Contest は、全体としては引き続き増加傾向にあるものの、JA 局はやや減少し、JA 比率が 10% を下回る結果となりました。

全体の参加局数が8,000局を超えていることから、コンテスト自体の活気は維持されており、世界的には非常に活発な状況といえます。一方で、日本国内の参加状況については、これまでの「増加・安定」からやや転換点に差し掛かっているようにも見えます。

とはいえ、800局近い参加があるという事実は決して小さなものではありません。JA 局の約7割が継続参加しているという安定したコア層の存在も踏まえると、JA の存在感は依然として大きいといえるでしょう。

コラム

「7割の継続率」が示すもの

今回の分析で明らかになった「JA 局の約7割が2年連続で参加している」という事実は、なかなか良好な数字ではないでしょうか。

毎年およそ4分の1の参加者が入れ替わりながらも、コアとなる常連層がしっかりと残っている。これは、CQ WW CW Contest というコンテストが持つ求心力の強さを示していると思います。CW という、ある意味で「古典的」なモードに魅力を感じ、毎年11月末の週末を楽しみにしている局が、日本だけでも500局以上いるわけです。

避けられない高齢化の波

しかし、この数字を手放しで喜んでいられるかといえば、そう楽観的にもなれません。

アマチュア無線家の減少は年々進んでおり、新規に CW コンテストへ参加する局が今後ますます増えにくくなるのは、ほぼ間違いないでしょう。そして、現在の継続参加者も高齢化が進んでいます。いずれこの「7割のコア層」も、時間の経過とともに確実に縮小していくことになります。

それでも、DX を含めた全体の参加局数が増加傾向にあるのは嬉しい限りです。世界的に見れば、CW コンテストの魅力は衰えていないということでしょう。日本の状況だけを見て悲観するのは早計かもしれません。

国内コンテストの行方

国内のコンテストについては今回調査していないので詳しいことは分かりませんが、ハム人口の減少が続けば、参加者の減少 → 運営の負担増 → 廃止という流れが、いずれ現実になるコンテストも出てくるのではないでしょうか。地方のローカルコンテストなどは、特にその影響を受けやすいかもしれません。

スポンサーがつけば変わるのか?

ところで、他の一般的な競技の世界に目を向けると、有力なスポンサーがつき、大きな賞金が用意され、大いに盛り上がっているコンテストが数多くあります。e スポーツしかり、モータースポーツしかり。

もしハムのコンテストにも同様のスポンサーシップが実現し、たとえば優勝者に HF トランシーバーが贈られるといったことになれば、参加のモチベーションは確実に上がるでしょう。FOX ハンティングや ARDF の競技でも、上位入賞者に賞金や豪華賞品が出るようになれば、新たな参加者の呼び水になるかもしれません。

もっとも、アマチュア無線の世界では「金銭上の利益のためではなく、個人的な興味によって行う…」という大原則があります。賞品や賞金の話になると、どうしてもこの一線が意識されます。ただ、「参加を促すインセンティブ」と「営利目的の運用」は本来別の話のはずです。コンテストの活性化と制度の精神をどう両立させるか ― これは今後、真剣に議論されてもよいテーマではないかと思います。

コンテストは、アマチュア無線の楽しさを凝縮した場です。その灯を絶やさないために、私たちにできることを考え続けていきたいものです。