JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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CW Decoder v3.** アップデートのお知らせ

CW Decoder を Version 3.**(iPhone/Android 共通)へアップデートし、公開しています。すでにご利用中の方は、App Store または Google Play からアップデートをお願いします( 最近は頻繁にアップデートを行っています)。

【改善点】

  • 弱い信号への対応を強化しました
    これまで読み取りが難しかった微弱な CW 信号でも、デコードできるようにアルゴリズムを見直しました。
  • ノイズが多い環境でのデコード性能を向上しました
    ノイズが混ざる状況でも、できるだけ正しく読み取れるよう調整を行いました。ここでは SNR(信号対雑音比)を目安にして性能を確認しています。
    ※ SNR は「信号に対してノイズがどれくらい大きいか」を表す指標です。値が厳しくなるほど、デコードが難しくなります。
  • 不具合を修正しました
    細かなバグを修正しています。

Morse Decoderアプリ - App Store

Morse Code Decoderアプリ - Google Play

 

SNR(信号対雑音比)の試験について

当ブログの「コールサイン受信練習」を使い、雑音入りのコールサインを CW Decoder でデコードできるか試験しました。

ノイズレベルは次の 3 段階から選択できますが、今回のアップデートでは、ノイズが信号の 2 倍の音量に相当する 「S:N = 1:2」 でもデコードできることを目標にしてプログラムの修正を行いました。

選択肢 意味
S:N = 1:1 信号とノイズが同じ音量
S:N = 1:1.5 ノイズが信号の1.5倍の音量
S:N = 1:2 ノイズが信号の2倍の音量

 

 


ノイズ:なし


S:N = 1:1


S:N = 1:2

 

動画についての補足

iPhone でデコードしている様子を、Android スマホで録画しました。録画側(Android)のノイズキャンセリング機能が動く影響で、動画では実際にスピーカから聞こえる音よりノイズが少なく聞こえています。
実際の 「S:N = 1:2」 の厳しさは、当ブログの「コールサイン受信練習」で確認してください。

今後の改善について(iPhone/Android)

iPhone では「S:N = 1:2」条件でのデコードを安定させるべく、引き続きプログラムの改修を行っています。SNR 改善は現在進行中であり、スピーカの音量やスマートフォンの置き方によってデコード率が変化する場面も見られます。一度デコードが始まると継続して成功しやすい傾向がある一方、現バージョンではまだ音量や位置の影響が残っています。条件を変えながら試験を繰り返し、安定性の向上に取り組んでいます。

Android については、現在パラメータ調整を進めているところです。実際の無線機から受信したモールス信号では Android のほうが優位な場面もあり、「S:N = 1:2」でのデコードとの両立が難しく、最適な対応策を検討しています。

現時点では、ノイズの多い条件では iPhone が有利になりやすく、微弱信号では Android が有利になりやすい傾向があるため、自動で最適なパラメータに収束させることが困難な状況です。引き続き状況に応じた調整を重ね、改善を進めてまいります。



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