JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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AI 時代におけるアマチュア無線の意義とは?

ハムフェア2025 を前に、考えたいこと

スマホが登場してからというもの、アマチュア無線の世界は少しずつ静かに変化してきました。昔は若い人たちも多く、CQ を出せばすぐに誰かが応答してくれたものです。でも最近は、若い新規参入者はめっきり減ってしまい、今や定年を迎えた方々が「昔やってたなぁ」と懐かしさからカムバックしてくれることで、なんとかこの世界が保たれているような状況です。

私自身、アマチュア無線を通じて多くの人とつながり、会話を楽しんできました。そして常々思っているのは、特にシニア世代にとって、無線は「孤独を和らげる力」があるということです。声を交わすだけで、誰かとつながっている安心感が生まれる。これは、何ものにも代えがたい価値だと思っています。

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AI の進化に驚き、そして少しだけ不安を感じたこと

そんな中、最近 YouTube で「J-Moshi」という AI 対話システムの動画を見ました。名古屋大学大学院の研究グループが開発したもので、まるで人間と話しているかのように自然な会話ができるんです。しかも、無線のような片通話ではなく、同時に話してもちゃんと理解できるというから驚きです。

正直、見た瞬間に「これはすごい」と思いました。そして同時に、「もしかして、アマチュア無線の “会話する意味” が薄れてしまうのでは?」という不安もよぎりました。AI がこれだけ流暢に、しかも感情を交えた会話ができるなら、人と話すために無線機を使う必要がなくなってしまうのではないかと。

趣味の世界にも AI が入り込んできている今、アマチュア無線の未来はどうなるのか。そんなことを、ふと考えてしまったのです。

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それでも、アマチュア無線には「人間らしさ」がある

でも、考えれば考えるほど、やっぱりアマチュア無線には AI には真似できない魅力があると思うんです。

無線での会話には、声の温度があります。ちょっとした間の取り方、笑い声、電波の揺らぎ(電波伝搬)すらも、そこに「人間らしさ」がある。偶然の出会い、思いがけない交信、そして「またつながったね」と笑い合える瞬間。これこそが、アマチュア無線の醍醐味ではないでしょうか。

特に、定年後に時間ができた方々にとって、無線は新たな人間関係を築くきっかけになります。孤独を感じがちな時期に、誰かと声を交わせること。それは、AI では決して代替できない「心の交流」だと思うのです。

ハムフェア2025 で、あらためて「人とつながる喜び」を

さて、いよいよ明日から「ハムフェア2025」が始まります。今年も有明 GYM-EX での開催。テーマは「GYM-EX で はばたこう アマチュア無線の世界」。まさに、今こそ “はばたく” 時です。

会場では、特別記念局の運用、自作品コンテスト、工作教室など、無線の魅力を再発見できるイベントが盛りだくさん。そして何より、全国から集まったハム仲間と直接顔を合わせ、声を交わせる貴重な機会です。

私はこのハムフェアで、「AI にはできない、人間同士の会話のすばらしさ」を改めて感じたいと思っています。無線機越しの声が、リアルな笑顔に変わる瞬間を、みなさんと一緒に楽しみたいです。

最後に

もしこの記事を読んで、「久しぶりに無線機を引っ張り出してみようかな」と思ってくださる方がいたら、それだけで私は嬉しいです。アマチュア無線は、まだまだ終わりません。むしろ、これからが本当の意味での “再スタート” なのかもしれません。



このように AI が進化してヒューマノイド型ロボットと会話ができるようになっても・・・人と人がつながる喜びは、変わらない。それを証明するためにも、ハムフェアで、そして空の上で、お会いできれば幸せです。

73 de JH1LHV