DPI 設定による表示不具合に対応しました。
download: cw_mania_v.0.94.zip
(ファイル・ダウンロードについて)
cw mania をご利用中の方から、「実行後の画面にボタンが表示されない」というご報告をメールでいただきました。
調査の結果、この不具合はパソコンの DPI 設定が原因で、画面スケーリングによって表示が乱れていたことが判明しました。特に DPI 設定を拡大(125% や 150% など)している環境で、古い Windows アプリケーションではしばしば同様の問題が発生するようです。
一時的な対処法としては、
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DPI 設定を 100% に戻す
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アプリの実行ファイル(cw_mania.exe)を右クリックし、「プロパティ」→「互換性」→「高 DPI 設定の変更」から「高 DPI スケールの動作を上書きする」を有効にする
といった方法でも表示は正常化しますが、ユーザーの設定変更を前提とするのは本来あるべき姿ではありません。
そこで今回の v.0.94 アップデートでは、画面の DPI 設定に依存せず正しくボタンが表示されるよう、プログラムを修正しました。これまで同じ問題で cw mania を使用できなかった方にも、ぜひこのバージョンをお試しいただければと思います。
ご不便をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、丁寧に不具合をご報告くださった JS2△△△ さんに、心より感謝いたします。
「DPI(Dots Per Inch)」とは、画面や印刷において「1インチあたりのドット数」を意味する単位です。パソコンの DPI 設定は、文字やボタンなどの UI 要素を論理的に拡大・縮小するためのもので、解像度とは別の概念です。
たとえば高解像度な画面で文字が小さすぎる場合、DPI を 125% や 150% にすることで、文字や UI 全体を大きく表示できますが、これに対応していないアプリでは表示が崩れることがあります。今回の修正はまさにこの問題への対応です。
最新版 v.0.94 での動作について、何か不具合やご意見がありましたら、引き続きご連絡いただけると嬉しいです。今後とも cw mania をよろしくお願いいたします。