親指に装着して使う拡大鏡の "指レンズ " を紹介します。
これまで SMD のハンダ付けではデジタルスコープを使っていましたが、一つ二つのチップをハンダ付けするたびに、わざわざデジタルスコープを持ち出すのも面倒だったんですが、最近になってこの指レンズの存在と便利さを知ってしまい、もう大抵の SMD ハンダ付け作業では、この指にはめて使う拡大鏡だけでいいんじゃないかとさえ思っています。
指に装着して使うものなので、デジタルスコープのように視線をずらしながらハンダ付けすることもなくなるので、ホント、ストレスなくハンダ付け作業が行えるようになります。
Amazon では様々な種類のこの種の指ルーペなるものが販売されていますが、私はレンズ径が 55mm と少し大きめで、倍率が3倍の、国産の TSK のものを購入して使っています。
TSK 指用ルーペ 倍率3倍 レンズ径55mm マグネット式 日本製 DO-55F
指輪の部分は取り外しができて、レンズ部にはマグネットが付いているので、他の金属製の工具などに取り付けて使うこともできます。
パッケージと仕様はこんな感じです。
チップ部品へのハンダ付けをイメージして写真を撮ろとしたんですが、スマホのボタンを押す手が足りなくて、上手く撮影できませんでした。
上:チップ抵抗の 1206
下:チップ抵抗の 0805
親指も自由に使えるので、この写真のようにハンダ線を普通に持つことができます。
0805 のパッケージサイズは、長さ 2mm x 幅 1.25mm なので、これが 長さ 6mm x 幅 3.75mm の3倍の大きさで視線を変えずに見えるので、極小な SMD パーツも手ハンダで、しっかり基板へハンダ付けできるようになります。