JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

スポンサーリンク

Web に公開されている KiwiSDR で世界中の電波を楽しむ ~ 短波(日本語)放送 ~

台湾の KiwiSDR を経由して、日本語の ”台湾国際放送” をクリアに聴いてみました。

【台湾国際放送】
17:00~18:00 11,745KHz
20:00~21:00  9,740KHz

インターネットの普及で、日本語で放送する国際放送局は少なくなっています。
ちなみに、この ”台湾国際放送” もオンデマンドで再放送しています。

f:id:JH1LHV:20211120192255j:plain

f:id:JH1LHV:20211120192320j:plain

私が聞いた時間は 20:00 以降ですが、ちょうどこの時間は "台湾のミュージックステーション" という番組を放送していて、中国語の中島みゆきの「空と君のあいだに」が流れていました。

 

■ ■ ■

 

あれは小学5年生。
母を拝み倒して買ってもらった、SONY ICF-5800。
これで BCL に夢中になりました。
ラジオ少年の誕生です。

軒先に引っ掛けたビニル線をアンテナにして。
イギリスの BBC やドイツのドイチェ・ヴェレ・・・
雑音に埋もれる中、日本語で聞こえる異国の放送を、耳を澄ませて聴きました。

特に BBC 放送。
今でも胸にしっかり刻み込まれています。
あの放送開始で聞こえるビックベンの鐘の音。
鐘の音と一緒に私の心も電波となって、遥かイギリスまで飛んで行ってる気分でした。

電波がゆえのノイズとフェージングも、私の心をくすぐりました。
日本の反対側から電波も傷つきながら・・・やっとの思いでこんな田舎町の我が家まで。
今、届いているんだと・・・そんな電波が不思議でたまらなかったです。

異国の地に思いを馳せながら。
聞いたことのないリズムの現地音楽や言葉に興奮しながら。
ラジオの前にかじりついていたっけ。

もちろん、ベリカードも集めました。
エクアドルの日本語放送「アンデスの声」の小さなペナント。
それと、わけも分からずに、中華の赤いペナントも貰いました。
この時に集めた、子ども時分の宝物は、今でも故郷に捨てずに保管しています。

今はインターネットで、世界中の放送をいつでも、どこからでもクリアに聞くことができます。

昔ラジオ少年の私としては、なにか物足りなさを感じはしますが。
まぁ、たまにはこういうカタチの BCL を、楽しむのもいいかもしれませんね。

もう、ラジオ少年・・・死語ですね。