中華から国内技適マークなしのマイコンを買ったので、総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」で、届出を行いました。
届出は、すごく簡単でした。
ESP32-CAM という中華製のマイコン2個の届出を行います。
総務省 電波利用ホームページ|その他|技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
技適マークのないマイコンなどの通信機器でも、実験目的なら180日間の使用制限はありますが、総通局への届出で使用することができます。
まず最初に、アカウントの作成と本人確認が必要です
アカウントは新規登録で作成します。(メール確認が必要な2段階認証です。)
ログイン後、まず最初に本人確認を行いますが、その確認は以下のように2通りの方法があります。
- 電子署名を用いたオンラインでの本人確認(マイナンバーを用いた方法)
- 対面での窓口での本人確認(直接、総通局まで足を運ぶ方法)
マイナンバーカードとカードリーダさえあれば、オンラインで簡単に届出ができるので、わたしは迷わず電子署名による方法を選択しました。
ウェブの案内に従ってマイナンバーカードをカードリーダに挿し込み、パスワードを入力します。
この画面表示後の「OK」ボタンの押下で、本人確認は終了です。
本人確認完了画面です。
中華マイコン2個の「開設届出」を行います
ここで、あらためてログインし直します。
ウェブの「開設届出」をクリックして必要事項を入力します。
実験等の目的は、ひな形から選び、こんな感じに入力しました。
無線設備規格のチェックでは、ESP32-CAM のスペック表から該当する箇所をチェックし、あとは連絡先などの簡単な質問事項を入力して終了です。
これで ESP32-CAM 2個分の届け出は完了です。
ウェブの届出終了後、数時間後ですが「受付完了」メールが届きました。
ということで、海外から買ったマイコンの多くは FCC マークはあるけど、この国内の マークが付いてないことがありますが、そういうマイコンをそのまま使用することはせず、しっかり届け出を行って、電波法を遵守した使用を心掛ける必要があります。
で、あとは来年の 6/9 までに廃止届け・・・Um... これは、忘れそうです。。。
(半年過ぎてさらに使うことがあれば、廃止届の後、技適付きの ESP32 マイコンと、マイコン自体を交換したいと思います。)
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不法電波の撲滅や技適マークの認知向上は、総務省も力を入れております。
海外から直接購入したスマホやドローン、Wi-Fi や Bluetooth で動作する玩具など、技適マークが付いてないものが多々あります。そのまま使い続けると電波法違反になってしまうので、必ずこのマークが付いていることを確認してから購入することをおススメします。
このマークのない端末を免許なしで利用すると、1年以下の懲役または 100 万円以下の罰金に科せられますので、くれぐれもご注意ください。