電子工作であると便利なグッツ。
今日は 3D プリンタで、ラジアスルーラという半円定規をプリントしてみました。
これは、ケースの穴あけ作業を支援するツールとして活用できると思います。
造形するとこんな形状のもので、スイッチ類をケースに取り付けるときに使います。
国内ではラジアスゲージという呼び名が一般的なようで、主に型紙の製作や、革や紙などの素材を切断する時に使うもので、これを電子工作で応用します。
こういうスイッチ類をケースに取り付けるとき、皆さんはどうしてるのでしょうか?
適当にあけながら・・・カットアンドトライで合わせてるのかな。
直径何ミリの穴をあけるのか。
その寸法を決め方法って、いくつかあると思います。
1. ノギスを使う方法
オーソドックスなところでは、ノギスで直径を測ってからケースに穴をあける。
2. こういう製図用のテンプレート定規を使う方法。
このテンプレートには電子工作でよく使うであろうパーツ類の直径に丁度いい感じの、丸や四角、それと三角、楕円が1枚に纏められています。
特に四角が付いているテンプレートは珍しいので、これはおススメです。
こんな感じに、テンプレートの穴にピッタリ合うところを探して寸法を決定します。
実際にあける穴のイメージもつかめるので、レイアウト決めの参考にも使えます。
3. そして最後は、今回作った「ラジアスルーラ」を使う方法です。
まぁこんな感じにパーツをあてて、目視確認で寸法を読み取ります。
製図用のテンプレート定規は 23.5cm × 10cm とちょっと大きめで。
このルーラは 11.5cm × 2.5cm と小さく、工具箱の場所も取らず、厚みもあって結構丈夫。
雑に扱えるところも、イイ感じです。
直径 2mm から 20mm(1mm から 17mm まで 1mm 間隔 + 20mm)の半円付きなんで。
一般的な電子工作のパーツの取付けで使う分には、これで十分だと思います。
Flashforge Adventurer3 のノズルは 0.4mm を使って造形しました。
一応、工具なんで、ある程度の精度は必要だと思うんですが。
本来なら、より繊細に造形できる 0.3 mm のノズルを使うべきだったんですが、交換するのが面倒で。
先日から付けたままにしている 0..4mm のノズルで、横着して造形しました。
まぁ、Flashforge Adventurer3 の造形クオリティがすこぶるいい感じなんで。
0.4 mm のノズルのままでも十分に満足できる、これがホントのところだったりします。
ただ、3Dプリンタを使った造形よりも、レーザ使ってアクリル板を切り出すのが、正解だったかも。。。