今日は休暇を取って、プログラム開発者のイベント「第36回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ」に行ってきました。
まぁ、簡単に言うと Delphi 関係のイベントですね。
今回は RAD Studio の新バージョン「10.3 Rio」のリリースに合わせたイベントの開催で、わたしは実に5年振りの参加となりました。
https://www.embarcadero.com/jp/events-japan/developer-camp/program/tokyo
Delphi 10.3 Rio のトピック
- iOS12 に対応
- Andoroid SDK Level 26 に対応
- 言語の拡張
- ARC の廃止(まずは Linux コンパイラから)
- Linux AnsiString / AnsiChar 対応
- FireMonkey が Android ネイティブコントロールに対応
- FireMonkey で Android Z オーダーに対応
~プレゼンのパワポから~
スマホアプリの開発環境が強化されて充実してきているので、新しくプログラミングを始めるなら今がチャンスです。
わたしは個人的に言語拡張が目玉でした。
Delphi と言えば、変数宣言ブロックで var を書くもの。
これが、Inline var 宣言できるようになったことに驚き、そして進化を感じました。
procedure Foo;
begin
var test : Integer := 0; ← 変数宣言と同時に初期化もできます。
end;
※ただし、生存期間はブロック毎
Android ネイティブコントロールも全部じゃないけど使えるようになったし、Z オーダーにも対応したので、これで見栄えのいいアプリが作れますね。
あと、Web アプリケーション開発を強力にサポートする Sencha。
今日のイベントで初めて知りました。
プレゼンによれば SPA な Web アプリが簡単に作れるということなので、いつか Web で何かやりたくなった時にでも試用してみたいと思います。
わたしは Delphi の前身に当たる Turbo Pascal (1984 / S59 に出合った)からのユーザなので、もう 34年 の付き合いになります。
バージョンが上がるごとに驚く機能を追加してくる Delphi ですが、今日帰りに立ち読みした「日経SYSTEMS」の記事、「プログラミング言語 利用実態調査」の結果には、悲しいかな Delphi という文字は見つかりませんでした。
利用者1位が C/C++ で、2位が C# ・・・なんだって。。。
(Delphi の凄さがわからないなんて・・・どうかしてると思うけどなぁ。。。)
で、趣味でフリーソフトを作るだけなら、Delphi Community Edition (Pro版と同じフル機能)が使えるのでダウンロードしてその凄さを一度体験してみるといいと思います。
ということで、久しぶりのイベント参加でしたが、知らないことがたくさんあって、Delphi を長く使ってはいるものの、まるで浦島太郎でした。
やはりこういうイベントへの参加は自分を奮い立たすためにも必須なことであり、多少無理をしても行くべきなんだと強く感じたので、この思いを次回まで忘れないようにと、今日のことを記しておくことにしました。