JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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ハムのムセンキ

私が使っている HF 無線機は FT-950 です。
操作で普段使うツマミといえば、電源スイッチ、音量ボリューム、周波数ダイヤルくらい。

付属している数多くの機能は・・・正直なところ、今の私には宝の持ち腐れ状態です。

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実際に使っているのは赤で囲ったツマミやボタンだけです。


ノイズに埋もれた信号相手に交信することもないですし、フェージングでコンディションが悪くなったらさっさと電源を落とします。

無線機に付いている多くのツマミやボタンは、DX 通信向けの機能がほとんど。
国内の強力な信号相手に交信している私のようなスタイルだと、これらの機能は「無用の長物」になりがちです。

実際、コンディションが悪い状況でもこれらのツマミを駆使してラグチューを楽しんでいるハムがどれくらいいるのでしょうか。

HF 帯をワッチしていても、コンディションが悪化してくると「この辺で失礼します」と早々に交信を切り上げるハムが多い印象です。
最高級機の TS-990 を使っているハムでさえ、そういった時はあっさり交信を終わらせてしまいます。

だから、もし DX をやらず国内 QSO がメインなら、無線機のツマミなんて数個あれば十分なんじゃないかと思うんです。

むしろ今の技術を考えると、無線機にコンディションを自動判断させて、最適な設定に調整させることも簡単に実現できそうですよね。
例えば、ネット経由で太陽黒点数やコンディション情報を取得し、高周波回路に入感した信号を分析して、自動で受信状態を調整するような機能です。

まぁ今のところは人間様がその時々の電波状況に合わせてたくさんのツマミを操作しながら最適な状態に調整してるわけだけど、もう人の手で操作することの大半はプログラムでどうにでもできそう。

今は人間がツマミやボタンを操作して最適な状態を作り出していますが、これもすでにプログラムで処理できる時代だと思います。送信時に自動カップラーで整合を取っているように、受信においてもノイズや混信を分析して、マイコン制御で各回路を最適化するのは十分可能でしょう。

もちろん、バンドスコープを見ながら実際の電波をワッチして「混んでるなぁ」なんて言いながら、手動でフィルタを調整するのも無線の醍醐味かもしれません。ハムの中には、ノスタルジックな気分を味わいたい人も多いですから、ツマミやボタンがたくさん付いているほうが好まれる傾向があるのは理解できます。専門用語がぎっしり詰まった大きな LCD パネルを見て「これぞ無線機!」と感じるのも、マニア心をくすぐるポイントですよね。

とはいえ、今のハムが全員そういうマニアかと言えば、決してそうではありません。ツマミの数が多いほど無線機が高価になるのは仕方ないですが、本来はボタンを減らして性能を維持できるほうが技術革新ですよね。ツマミが5~6個しかない、簡単操作の TS-990 があったら面白いと思うのですが・・・きっと売れないんでしょうね(笑)。

ハムの世界では、今でも「ボタンがたくさんあって操作が複雑そうに見える」無線機が主流で、そうしないとハムには馴染まない、という現状があるのでしょう。

でも、国内の強力な信号と交信するのがメインで、実際に使うツマミが数個に限られるハム向けに、操作がシンプルで高性能な無線機があってもいいのではないでしょうか。
今どきの電子レンジはレンジの中身は何だろうと、ボタン一発で最適に調理してくれますからね。

やっぱりハムは、マニュアル車を好み、カラーテレビの色調整も自分でやらないと気が済まない・・・そんな人たちの集まりなんでしょうかね?