JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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RS-918SSB HF SDR Transceiver(mcHF)で遊ぶ ~その3~

RS-918SSB にダミーロードを付けて TUNE してみたところ・・・全く送信せず。
 

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TUNE で TX の LED が点灯するも、パワーメータが全く振れず。
FT-950 でモニタしてもやっぱりダメ。
送信禁止の設定があって有効にでもなっているのかと調べてみるも、デフォルトで送信するみたいだし。

ということで、送信系の障害です。

受信は全く問題なしだったので・・・まさか送信系が壊れてるなんて・・・
先日の連休まで全く気が付きませんでした。

もともとが mcHF はキットものなので、修理も自分でやらないと・・・
購入先が中華さんだしね。。。
海外通販ってこんなトラブルがあるともう最悪で、ホント面倒で、
できることなら自分の力で解決したいもの。

ということで、連休中は mcHF の回路図を見ながら送信回路のチェックをしておりました。
(Fox Delta のキットも作りながらですが。)

で、正常に戻すことができたので、
何かの参考になればと、今日は修理過程で撮影していた写真をアップです。

回路図やPCB図面などの技術資料は、ここにあります。

現象としては「送信動作は正常だけど、送信出力はゼロ」なんだけど、終段のトランジスタは壊れてないだろうと、ずっと手前の方だよね、と思いながら調べていきました。

BN43-2402 のバランコアを使ったコイルの6ピンがルーズハンダになっていて、基板から足が微妙に浮いていることを確認しました。

ここをハンダ修正したところ、送信パワーも正常に戻り復活してくれました。
 

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回路図でチェックするポイント(パーツ)を探し、パーツの位置は PCB 図面で確認します。
 

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ここがルーズハンダになってました。
 

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ダミーロードを接続して TUNE したら、
ちゃんとパワーが出て、LED メータもそれなりに振れるようになりました。

これで、電波も出るようになったし、あとは、ファームウェアを日本仕様に書き直して TSS へ申請するだけとなりました。 

以下、何かの参考になればということで、写真をアップしておきます。
 

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せっかくケースを開けて丸裸にしたので・・・写真をパチリです。
裸にして分かったこと・・・とにかく、なんか雑。銅線の巻き方ときたらもう最悪で。
写真右端のコアなんて酷過ぎたので一旦外して銅線を巻き直しました。
 

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こっちの面は、綺麗なもんです。
 

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この辺りの配線は凄いことになってます。
スコープを使って基板を拡大してみると、数個の IC のピンにジャンパしてあったり、
空中配線もあったりと、結構手が加わってます。

今度、実際の配線と回路図を見比べながら、どんな手が加わっているのか調査してみたいと思います。
 

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裸にしたらシリコングリスがパサパサになっていたので、ガッチリ塗ってやりました。
 

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ケースの組み立てで、ここが一番の難所でした。
こんな狭いところの M3 ネジ、どうやって締めればいいの。。。
細い精密ドライバーを使って何とか締めましたが・・・専用工具ってあるのかな。

以上、送信できるように修理したという話しでした。

一応、今回の障害と対応については、販売元の方へ写真を添えて報告しておきました。