CNC フライスを、BLE でワイヤレス化する実験です。
切削で使う CNC なので、どうしたって切削屑がでちゃいます。
MDF なんて切削しようものなら、それこそパソコンがある私の生活空間が切り屑だらけになっちゃうわけで、掃除するのも大変なのです。
それに何より、作業中の騒音も凄いし。。。
ここのボロアパートで夜間作業するなんて・・・とんでもないことなんです。。。
ということで、CNC のワイヤレス化は必須事項なわけでありまして。
今回は、コントローラで使っている Arduino nano を、BLE 機能を持つ Bluno Nano(DFRobot)に交換することで、ワイヤレス化してみることにしました。
https://www.dfrobot.com/product-1122.html
ピンレイアウトは Arduino nano と全く同じ。
grbl の Hex ファイルは、XLoader.exe を使えば、簡単に書き込めます。
この Arduino nano を抜いて、新たに Bluno Nano を挿し込むだけです。
基板の放熱板に Bluno Nano のアンテナ部分がぶつかるので、
ロングとシングルのピンソケットを2段重ねにして下駄を履かせました。
これで放熱板にぶつかることもなくなり、Bluno Nano はコントロール基板にキレイに収まりました。
で、パソコン側で使う Bluetooth USB アダプターなんですが、
SPP(Serial Port Profile)というプロファイルに対応している必要があります。
(この SPP で、シリアル通信をエミュレートします。)
Bluetooth USB アダプターは、
この、Bluno Link - A USB Bluetooth 4.0 (BLE) Dongle を使いました。
あとはいつも通りで、パソコンの NC ソフトに SPP で作られた COM を設定するだけです。
ということで、CNC をワイヤレス化することで、
- 騒音対策と
- 掃除しやすい離れたところに放置できる
という、環境改善が図られます。
・・・が、
今回の方法には技適の問題もあるので、あくまでも一時的な実験ということで。。。
(将来的には、国内の技適付きモジュールに変更する予定です。)