5ドルという安さで登場した「Raspberry Pi Zero」。
やっと入手できました。
リリースがアナウンスされてからというもの、
何処かで売ってはいないかと毎夜ウェブを徘徊していたのですが。
どこのショップも sold-out の状態で。
入荷したらメールで教えてもらえるようにと、ウェブに登録すること2カ月余り。
何とか購入することができました。
今回の購入先は PIMORONI というショップ。
入荷の連絡メールに1時間遅れで気付いてウェブを覗いたところ、
すでにほぼ全商品が sold-out 。
唯一残っていたのは「Pi Zero Complete Starter Kit」というセットものだけ。
しかも「残り僅か」と表示されてるし。
5ドルの本体だけでよかったけど、
今ポチらなければ、あと数か月は手に触れられないような気がして。。。
仕方なく「ポチリ」。
という切なさ一杯で待つこと10日・・・。
最新の極小ラズパイが到着してくれました。
PIMORONI オリジナルの紙袋に丁寧に梱包されてました。
変換ケーブルと Micro SD は使うとしても、
やっぱり電源アダプタは必要ないや。。。
ラズパイ本体にピンヘッダを取り付けてケースに収納です。
ケースに収めた後だと Micro SD が挿入ができないので、
先に NOOBS 入りの Micro SD を挿入しておく必要があります。
サイズは 横65 ✖ 縦30 ✖ 厚さ5mm の超小型。
Raspberry Pi 2 と比べて5分の2程度で、フリスクネオと同じくらい?
Raspbian のインストールと設定
USB ポートが Micro-USB の1ポートだけなので、
USB ハブを使って、マウス、キーボード、無線 LAN ドングルを接続しました。
わたしのところでは、
付属の NOOBS 入りの Micro SD を挿しても起動しませんでした。
ということで、
ウェブから新しいファイル(2/3 1.6.0)をダウンロードしてきて、
付属の Micro SD に上書きしたらインストール画面が表示してくれました。
画面下部の言語の設定は「日本語」にチェックを、
そして raspbian を選択して Install ボタンでインストールします。
わたしの環境では、
インストール完了まで30分近くかかりました。
コンフィギュレーションの設定
ターミナルから、
$ sudo dpkg-reconfigure locales
を入力すると、
コンフィギュレーション画面が表示されるので、
en_GB.UTF-8 UTF-8
ja_jp.EUC-jp EUC-jp
ja_jp.UTF-8 UTF-8
の3つをチェック(スペースで*を付ける)
フォントのインストール
日本語が使えるようにフォントをインストールします。
ターミナルから、
$ apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname
を入力してインストール。
最終的には、電源と無線 LAN ドングルだけのシンプル構成にして、
SSH でアクセスできるようにしました。
こんなに小さな Linux マシンの完成です。
最後に VNC サーバをインストール
VNC サーバをインストールして PC から GUI でアクセスできるようにしておきます。
ターミナルから
sudo apt-get install tightvncserver
と入力し、続いて、
tightvncserver
でパスワードを設定します。
サーバは、
vncserver :1
で手動で起動します。
残念ながら、Windows 10 IoT Core には未対応
ただ一つ残念なことが。。。
この Raspberry Pi Zero では Windows 10 IoT Core は使えないということ。
CPU が対応していないのです。
Windows 10 IoT Core を使うためには ARMv7 が必要なのですが、
この Raspberry Pi Zero は ARMv6。
残念です。
ということもあり、
Raspberry Pi 2 Model B は Windows 10 Iot Core 専用で、
Raspberry Pi Zero は Raspbian 専用で使うことになりそうです。
今日はここまで。。。