今時の電子工作、あるある。
「基板に貼り付いているチップを外したい」っていうこと、ありますよね。
今日はそんな時に絶対に便利な、ピンセット型のハンダごて、「ホットツイーザー」を紹介します。
チップ部品が簡単に挟めるように先端に2本の半田ごてが付いているもので、eBay とかで、”SMD Hot Tweezer” のキーワードで検索すれば簡単に見つけることができます。
価格は 3,000円程度と格安で、「ホント、大丈夫なの?」って感じはしますが、今のところ壊れもせずに、快適にパーツを外せております。
入力電圧:110-130V
出力電力:48W
温度調節は付いていません。
ただ、安めの半田ごてが2本付いている、そんな感じの作りです。
チップも同じで、パーツを基板から外すときは、「フラックス」は必須です。
早速、適当な廃基板からチップ(1608)を取り外してみました。
フラックスを塗り、チップを挟むこと数秒で簡単に外せました。
基本的にリードが2本のものなら、どんなパーツでも外せます。
基板のハンダ面に2本のこてを当てて、ハンダが溶けたところでラジペン使ってパーツを摘まんで引き抜くだけです。
別途購入が必要ですが、こて先の交換が可能です。
こて先は、3mm から 30mm の6種類が用意されていて、外すパーツの形状に合わせて交換できるので、キレイで、しかも迅速に外すことができます。
こういったホットツイーザーは、無線機のレストアをやっている人なら絶対にあれば便利なジグだと思います。
スルーホールにガッツリ付いていて、吸取り線だけではなかなか取り外せないパーツも、
- まずは、吸取り線を使ってザックリはんだを吸い取る
- 基板のランドに合った先端幅で、十分に加熱する
- スルーホール内のハンダが溶けたところを見計らって、ラジペンでパーツを引き上げる
簡単にパーツは外せます。
ムリヤリ弄って、基板のランドが捲れたりすることもなくなるので、やはりこういう専用のジグは、なくてはならないものだと思います。
貴方の工作部屋にも、おひとつ如何でしょうか。