先日の続きです。
ブートローダを書き込んだ 「ATmega1284P」が、Arduino 互換として機能するかスケッチを転送して確認してみました。
転送したスケッチは Arduino で定番の L チカです。
まずは秋月電子の基板で組み上げた Arduino Uno 互換機のシリアル変換モジュール(FT232RL)を使って試験です。
基板のピンヘッダにシリアル信号が出ているので、この信号を利用します。
ジャンパワイヤの接続は、以下のとおりです。
(Uno 互換機) (1284P)
RX -------- Pin 14
TX ------- Pin 15
(Uno 互換機 FT232RL モジュール)
DTR ------ 0.1uF ------ Reset
ピンヘッダの RX、TX は外側のピンを使い、RST はジャンパしたままです。
(このピンヘッダの RX には FT232RL モジュールの TXDが、そして TX には RXD が接続されているので 1284P 側でテレコに配線する必要はありません。)
DTR も必要なのですがピンヘッダに無いので、FT232RL モジュール上部に出ているピンに IC クリックを取り付けて信号を取り出します。
スケッチの例は Uno に最適化されているので、私は pinMode を 31 に変更しました。
1284P の Pin 33 (D31) に LED を取り付ければ 1秒間隔で点滅を繰り返すので、これで動作を確認することができます。
アップ画像は静止画なので動作状況は分かりませんが、しっかり点滅してます。
これで 1284P の Arduino 化は成功です。
番外編として、中華版の FT232RL(@250)を使った、もう一つの方法です。
6P のピンヘッダに、
①DTR
②RX
③TX
④VCC
⑤CTS
⑥GND
のシリアル信号が出ているので、ジャンパワイヤの取り回しが簡単です。
今回の実験で一番ハマったこと。
それは、このマガイモノの FT232RL のドライバのインストールです。
私のパソコン環境には様々な仮想シリアルポートが接続されているので、なかなかこのモジュールが認識してくれませんでした。
あれやこれやと少し手こずりましたが、何とかこうして動かすことができました。
このマガイモノの FT232RL、大陸から5個も購入してたので、これで無駄にせずに済みました。Hi
今後の作業としては、この Arduino 化 した ATmega1284P に「ARDUINO CW KEYER」を実装してみたいと思います。