メモリの動作確認です。
タクトスイッチを1つ追加してメモリの動作を確認しました。
メモリ機能が使えるようにするためには、下の1行をコメントアウトします。
#define FEATURE_MEMORIES
コメントアウトしたらコンパイルと書き込みを実行します。
スケッチ書き込み後に、”HI” のモールスが聞こえたら正常です。
メモリ登録方法
(ボタン1の場合)
- コマンドボタン押下(コマンドモードに入ります。)
- コマンドモード "P#" 送信(ボタン1に登録するなら "P1")
- 登録するモールスコード送信
- コマンドボタン押下(登録したモールスが自動で再生されて正常に登録できたことが確認できます。)
- コマンドボタン押下(コマンドモードから抜けます。)
メモリ再生方法
- ボタン1を押下
これで、Winkey2エミュレーションとメモリ機能が使えるようになりましたが、コンパイル後のスケッチのサイズが 30KB と最大容量近くまで膨らんでしまいました。
使えるメモリはあと 2KB 程度であり、このままではこれ以上の機能追加は無理なようです。
Arduino Mega 2560 で動作するようにスケッチを修正すれば、恐らく全ての機能が使えるようになると思いますが、さて、どうしたものでしょうか。
Winkey2 とメモリが使えるこの状態で、一度シールド基板に組み直そうかと、パーツケースからシールド基板を取り出しましたが、今日はこれ以上の力も湧かずフェードアウトです。
「ARDUINO CW KEYER」を自作する際、コストパフォーマンスを重視するなら、Funduino(1000円以下)とシールド基板を組み合わせるのが手っ取り早い方法だと思います。部品を乗せて仕上げるだけなので、電子工作初心者でも比較的簡単に取り組めるのが魅力です。
一方、ATmega328 にスケッチを直接書き込んで最小構成で組み上げる方法もありますが、USB シリアル変換モジュールが別途必要になるため、コスト面ではそれほどメリットがないように感じました。
USB・シリアル変換チップを直接基板にハンダ付けすれば、さらにコストを抑えられる可能性はありますが、SSOP パッケージへの手作業でのハンダ付けは、失敗のリスクも伴うので、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
私自身は、大陸から @250円 の USB シリアル変換モジュールをまとめ買いしていますが、価格と作業のしやすさのバランスを考えると、現時点ではこの方法が一番お手軽だと感じています。
こうしてモールス通信に関する電子工作にいろいろ挑戦していると、モールスの奥深さや面白さを再発見できて、ますますモールスが好きになっていくんですよね。自分で手を動かしてキーヤーを作り上げる喜びは、モールス通信の楽しさをさらに倍増させてくれます。
実際に製作してみて実感したのは、安さや手軽さ以上に、自作の面白さや達成感が何より大切だということです。皆さんも、ぜひ自分なりのアイデアを盛り込んだキーヤー作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。きっとモールスの世界がさらに広がるはずです。Hi!