先日の続きです。
今日は、パソコンのターミナル・ソフトウェアから「ARDUINO CW KEYER」を操作する「シリアル・コマンド」を試してみました。
コマンド表
\? Help \# Play memory # \a Iambic A mode \b Iambic B mode \c Switch to CW (from Hell) \d Ultimatic mode \e#### Set serial number to #### \f#### Set sidetone frequency to #### hertz \g Bug mode \h Switch to Hell sending \i Transmit enable/disable \j### Dah to dit ratio (300 = 3.00) \k Callsign receive practice \l## Set weighting (50 = normal) \m### Set Farnsworth speed \n Toggle paddle reverse \o Toggle sidetone on/off \p# Program memory # \q## Switch to QRSS mode, dit length ## seconds \r Switch to regular speed mode \s Status \t Tune mode \u Manual PTT toggle \v Toggle potentiometer active / inactive \w### Set speed in WPM \x# Switch to transmitter # \y# Change wordspace to # elements (# = 1 to 9) \z Autospace on/off \+ Create prosign \!## Repeat play memory \|#### Set memory repeat (milliseconds) \* Toggle paddle echo \^ Toggle wait for carriage return to send CW / send CW immediately \~ Reset unit \& Toggle CMOS Super Keyer Timing on/off \%## Set CMOS Super Keyer Timing % \. Toggle dit buffer on/off \- Toggle dah buffer on/off
こんなに沢山のコマンドが使えます。
パソコンと Arduino(Funduino)の通信条件
通信速度:115200 bps(デフォルト)
データ長:8ビット
ストップ・ビット:1ビット
パリティ:NONE
ターミナルソフト
TeraTerm
ソースリスト修正
ソースリストから次の2行を探してコメントアウトします。
その後、コンパイルしてマイコンボードに書き込みます。
#define FEATURE_SERIAL
#define FEATURE_COMMAND_LINE_INTERFACE
コマンド送出
-
コマンド・プロンプトを確認します
「ARDUINO CW KEYER」がコマンド待ちの状況
通信条件をセットして Arduino のリセットボタンを押下すると、この文字列がターミナルに現れ、同時に ”HI” のモールス音が流れます。
- コマンドの ”¥s” で、Status(現在の設定状況)を確認
- コマンドの ”¥?” で、HELP(使用可能なコマンド・リスト)を表示
上のコマンド表より、この HELP 画面の方が分かりやすいし、コマンドの数も多く表示されます。 - コマンドの ”¥F”+”600” で、サイド・トーンを 600Hz に変更
サイドトーンが 600Hz に変更できたことを Status で確認
- キーボードでモールス符号を送出
キーボードの文字に該当するモールスがリアルに送出できます。
「ARDUINO CW KEYER」ですが、素晴らしく高機能です。
プログラムもスケッチで提供されているので、自分で好きなように改変することができます。
和文マニアなら、和文が使えるように修正するのも良いかもしれません。
また、コマンドをそのまま Arduino に送っているだけなので、パソコンのアプリケーション・ソフトウェアとして、オリジナルな制御用アプリを作ってみるのも良いかもしれません。
とは言っても、「Winkey エミュレーション」が使えるように設定するだけで、Logger32 の CW ツールが使えるようになるので、これで事足りてしまいますが・・・。
まあ、何れにしろサンプルアプリだけは作って見ようかと・・・そんなことを考えております。
こうして、「ARDUINO CW KEYER」のような高機能なキーヤーを触っていると、自分でキーヤーを開発する気力が薄らいでしまいます。Hi
ということで、
しばらくは、このキーヤーをしゃぶり尽くし、遊んで見たいと思っております。