モールスを MP3 に録音して聞いている人は多いと思います。
そして、この MP3 から流れるモールスの速度が変えられたら良いなぁ~、なんて思っている人も多いと思います。
今日は、そんな願いが叶えられるソフトを紹介します。
再生速度が変更できるフリーソフトは沢山ありますが、速度の変化と一緒にピッチまで変わってしまうものが多く、なかなか希望どおりのソフトが見つかりません。
で、今回はピッチが変わらずに再生速度だけが増減できるという、優れもののフリーソフトを紹介します。
Audacity: Free Audio Editor and Recorder
Audacity は、Windows、Mac OS X、GNU/Linux で動作します。(素晴らしい)
サウンドファイルの編集も簡単です。
切り取り、コピー、分割、結合、そしてミキシングもできます。
皆様がお持ちになっているモールス音源(MP3)を様々に加工して聞くことができる、CW マニアにとって嬉しい機能が満載されております。
MP3 ファイルをドラックするだけで、すぐに再生させることができます。
ピッチを変えずに速度を変更するには、
メニューの「エフェクト」から、「テンポの変更」を選択し、変更率を調整します。この時、スライドバーの操作で調整することもできます。
実際にどう変化するか聞いてみましょう。
それでは、早速。
モールスの音源は、昨日アップした「産経の社説」を使って、それぞれ 30秒 だけ録音しました。
- まずは、そのまま。(20wpm、700Hz)
- -20%(速度を遅く)
- +20%(速度を速く)
元の音源の録音音質は 96 Kbps(FM ラジオ並)です。
速度を極端に遅くした場合は、元の音源を録音した時のサンプリング周波数が効いてくると思います。
美しい音色でモールスを聞くためには、必要に応じてサンプリング周波数を大きするなり、調整する必要があると思います。
ということで、
このソフトの活用により、トンツー訓練にも拍車がかかるのではないでしょうか。