JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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無線機のオーディオ信号を録音する

皆さんは、無線機の受信音を録音して残しておきたいと思ったことはないでしょうか。

私は普段、ロギングソフト Logger32 で無線機を制御していますが、ときどき受信信号を録音したくなることがあります。たとえば、海外 DX コンテストで耳にする熟練 CW オペレーターの見事な CQ さばきや、リズム感あふれる OM の和文交信などです。

こうした交信は、私にとってまさに “永久保存版” の宝物です。CW の技能向上という意味でも、非常に貴重な教材になります。

Logger32 に録音機能があれば理想的なのですが、残念ながらその機能はありません。そのため現状では、録音したいときだけ Ham Radio Deluxe を起動して対応しています。

愛用している FT-950 の REC 出力レベルがかなり小さく、パソコンで再生すると音が聞き取りにくいのです。最初は、FT-950 のコマンドで REC 出力レベルを調整できるのではないかと思い、いろいろ調べてみました。しかし該当するコマンドは見つからず、さらに “裏コマンド” のようなものまで探してみたものの、やはり見つかりませんでした。どうしても気になって、最後はメーカーの担当者にも直接確認したのですが、コマンドによる調整はできないとのことでした。

秋月電子のヘッドフォンアンプを作る


そこで、録音レベルを上げる方法として、次の2つを考えました。 
  • パソコン側で録音レベルを上げる
  • ハードウェアとしてアンプを作り、信号そのものを増幅する 
このうち、ノイズ面で有利と思われる後者を選び、アンプを自作して対応することにしました。

採用したのは、手軽に作れそうだった 秋月電子のヘッドフォンアンプキットです。

ただし、FT-950 の出力レベルを考えると、このアンプキット1台では増幅が足りません。そこで今回は、同じキットを2台使って直列(シリーズ)接続することにしました。

さらに、キット標準の増幅率は約3倍と控えめなので、次のように抵抗値を変更して、増幅率を約8倍 に調整しました。
  • R2 と R9 を 19KΩに変更
  • R3 と R10 を 150KΩ に変更

加えて、74HCU04 を2段重ねて並列動作させ、駆動力の向上も図りました。
最後に、このアンプを 2段シリーズ接続して完成です。

74HCU04 2段に重ねて駆動力UP!

この構成にしたことで、ようやく実用的な音量で録音できるようになりました。

(参考情報)

  • 74HCU04 は秋月電子では取り扱いがなく、千石電商で購入しました。
  • Logger32 と Ham Radio Deluxe を同時起動するには、仮想 COM ポートが必要です。
  • Windows 7 64bit版では、「メンテナンスモード」での起動が必要になるため、運用時にはセキュリティ面への注意が必要です。